SEOを外注すべき企業の特徴は?|相性が良い支援会社の選定基準5つも解説

この記事で分かること
  • SEOを外注すべき企業の特徴
  • SEOの外注費用の相場
  • 良いSEO業者の選び方

これからSEOに取り組もうと考えているマーケティング担当で、「自社で行うべきか」悩んでいる方は多いのではないでしょうか。また、外注する方針を決めた後も「外注先をどのように決めるべきか」「費用がどのくらいかかるのか」といった疑問が生じるでしょう。

そこで、本記事では「SEOの外注」をテーマに、外注すべき企業の特徴や外注先の選び方について解説しています。
費用相場や注意点についても併せてまとめているので、少しでもお悩みの方はぜひ参考にしていってください!

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目次

SEOを外注すべき企業の特徴

SEOに取り組むうえで、本当に外注すべきか悩んでいる企業も多いでしょう。ここでは、SEOを外注すべき企業の特徴3つを解説します。

外注すべき3つのケース
  • 社内にSEOの知見がない
  • 社内でSEOに取り組むリソースがない
  • 運用しているが成果が出ていない

社内にSEOの知見がない

社内でSEOを担当できる人間がいない場合、上手くいかない可能性が高いです。SEOは適切な戦略に沿って実施していかなければ、効果が出にくいです。コンテンツだけでなく、テクニカル領域の対策も必要です。コンテンツの品質担保やインデックス対策などを行えていないと、サイト全体評価やクローラビリティの悪化につながる可能性もあります。

そのため、社内に知見がない場合は、外注して施策の質を担保しつつ、定例などで外注先からSEOの知見を貯めていきましょう。社内でも十分に運用できるようになってからインハウス化する方が、リスクを抑えつつ成果にもつなげやすいです。

社内でSEOを実施するリソースがない

社内でSEOを実施するリソースがない場合も、成果につながりにくいため外注すべきです。

SEOでは施策に品質も重要ですが、サイトの更新性や情報の最新性も重要な要素です。サイトのメンテナンスやリライトを定期的に行える人材がいないと思ったような成果が出せません。あるタイミングで上位表示していても、何もメンテナンスをしなければ、順位が大幅に落ちるケースもあります。また、クローラーの巡回頻度も下がる可能性もあり、コンテンツや施策実装から反映までのタイミングにラグが生じるケースもあります。

そのため、定期的に運用にコミットできる人材がいない場合は、外注したほうが成果につながります。

運用しているが成果が出ていない

運用していて成果が出ていないということは、自社では発見できていない課題がある状態と言えます。自社では十分だと感じていたとしても、第三者から見るとスキルやリソースが不十分なケースもあります。成果が出ないまま運用を続けていては意味がないので、一回でも良いのでSEO業者に相談や依頼をしてみても良いでしょう。

SEOを外注する費用相場

SEOの外注先を考えるうえで、「費用がどのくらいかかるのか」も重要な要素です。

SEO支援は大きく4つに分類でき、それぞれ費用感も異なります。下記がサービスそれぞれの大まかな相場です。

サービス内容費用相場
SEOコンサルティング10~50万円/月
コンテンツSEO20~100万円/月
内部SEO支援10~20万円/月
外部SEO支援5~15万円/月

SEOコンサルティング

SEOコンサルティングは、月額10~50万が相場です。
大規模サイトを依頼する場合は、さらに費用がかかることもあります。

主に、サイトの分析~施策の提案までを支援する形が多いです。
キーワード選定やCVR、CTRの改善の提案が当てはまります。

コンテンツSEO

コンテンツSEO支援の相場は、月額20~100万以上です。
基本的には、予算の範囲内でコンテンツ制作を依頼し、業者と相談して毎月の納品本数を決定します。

コンテンツ制作は大まかに2つの費用体系に分けられます。

コンテンツ制作の費用体系
  • 固定型
  • 変動型(文字数×文字単価)

例えば、自社の予算70万円で、一本あたり一律10万円で依頼する場合は、月7本ペースの納品になります。
一方で、変動型で依頼する場合は、70万円の予算に対応する本数のコンテンツが納品されます。

変動型の方が、コンテンツ1本あたりの費用を最適化できますが、継続依頼でないと運用がかなり難しいです
対策するキーワードによって適切な情報量が異なり、SEO業者側が取り組み始めるまで、文字数や記事単価の予測が難しいためです。スポットで取り組む場合に、もし予算を超えて制作してしまうとSEO業者が損してしまいます。しかし、継続して支援する場合は、仮に月予算を超過してしまっても、超過したコンテンツを次月の納品分に持ち越して調整が可能になるため柔軟に問題なく取り組めます。

内部対策

内部対策の費用は、月額10~30万です。

内部対策とは、主にサイト構造や内部リンク設計、タグ改善・CV導線設計などのサイト内の改善を行う支援メニューです。
多くのSEO業者は、後述する外部対策とまとめてSEOコンサルティングとしてサービス展開していますが、内部対策だけをメニューとして出している業者もあります。

自社でコンテンツ制作はしているが、サイトの改善を行えていない場合などにおすすめです。

外部対策

外部対策の相場は、月額5~15万です。ほとんどの場合、外部リンクの獲得施策の実行が取り組み内容になります。

SEOにおいて外部リンクの獲得は非常に重要ですが、メインはコンテンツです。
外部施策で、いくら順位が上がってもコンテンツの質が良くない限り、成果の最大化にはならないので、自社にSEOの知見がない限りは他のメニューもあわせて依頼することをおすすめします。

SEOを外注するメリット

SEOを外注するメリットは大きく3つあります。

SEOを外注する3つのメリット
  • 自社で行うより施策の質が担保できる
  • リソース確保の必要がない
  • SEO以外についても相談できる

自社で行うより施策の質が担保できる

当たり前ですが、SEOを支援している企業の方がSEOに関する知見や情報を持っています。そのため、SEO施策やオペレーションを高い水準で実行できます。質の高い施策を実行するためには、良いオペレーションが必要です。すでにオペレーションが確立されていて、適切な流れで施策の実行と効果検証が行えている企業は多くありません

まともなSEO企業であれば、知見だけでなく、施策実行~改善までのオペレーションも整っています。そのため、スピード感も担保しつつ、SEOを実行できます。

社内リソースを確保する必要がない

前述のとおり、SEOを自社で取り組むには、高頻度でコミットできる人材の確保が必要です。SEOを専門としている人材を抱えている企業は多くないでしょう。そういった企業は、社内で育成するか・採用するかして何とかリソースの確保が必要です。とくに、大きなサイトを担当する場合は複数人の確保が必要です。

一方で外注してしまえば、労力や時間を割く必要がなくなります。そのため、SEOは外注先に任せて、その分を本業に集中できます。

SEO以外についても相談できる

自社の事業フェーズや商材によっては、SEOではなく広告など他の領域でのマーケティングに注力すべきケースもあります。SEO支援を行っている会社の中には、デジタルマーケティングを総合的に手掛けている会社も多いです。こういった代理店に依頼することで、自社の集客施策の幅を広げられる可能性があるのも1つのメリットと言えます。

SEOを外注するデメリット

SEOを外注する場合は、メリットがある一方でデメリットもあります。

ここでは2つのデメリットを解説します。

SEOを外注する2つのデメリット
  • 費用がかかる
  • 社内に知見が貯まらない

費用がかかる

当然ですが、自社で行うよりも費用がかかります。SEO全体的に依頼する場合は、最低でも月30万円はかかると考えていた方が良いでしょう。また、コンテンツ制作においても1本あたり数万円かかります。一方で、SEOを適切に行えれば、会社の資産としてかけた費用以上の効果をもたらしてくれます。徐々にSEOを社内で実施する形にすれば、費用を抑えつつ、最終的には自社内で完結できるようになります。それまでの期間をSEO会社に依頼していくのも1つの選択として良いでしょう。

社内に知見が貯まらない

SEOを完全に任せてしまうと、社内にノウハウは貯まらず、人材の育成の難易度も上がります。定例の場で質問してSEOの知見を吸収する、インハウス化のサポートを行っているSEO業者に依頼するなどして、自社の人材育成と並行して外注すると良いでしょう。

SEOの外注先を選ぶ際に見るべきポイント

SEOを外注する際は、良い会社に依頼したいはずです。しかし、自社にマッチするSEO業者と出会うためにはある程度の業界知識が必要です。

そこで、外注先を選ぶ際に見るべきポイント5つを紹介します。

良いSEO会社を選ぶために見るべきポイント5つ
  • どのくらいに知見の深さがあるか
  • ビジネスの目的達成を伴走できるか
  • 自社の予算と費用が合うか
  • 過去の実績がどのくらいか
  • 担当者との相性が良いか

どのくらい知見の深さがあるか

SEOは対策したいジャンルによって向き・不向きや難易度が変わります。とくに、YMYLと呼ばれる医療や金融などの領域ではコンテンツの質がかなり重要であり、厳しくチェックされます。また人材領域など競合が多い領域も上位表示が難しく、支援側の業界知識や力量が問われます。さらに現在のSEOではコンテンツの独自性もかなり重要なため、SEOの知見だけではなく、自社の業界知識がどのくらいあるかも注意してみても良いです

また、デジタルマーケティング全体への知見も重要です。前述しましたが、自社の事業状況によって実施すべきマーケティング施策や予算が変動すると思います。最適な取り組みを行ってもらうためにもデジタルマーケティング全体のノウハウがある企業を選択しても良いでしょう。

ビジネスの目的達成を伴走できるか

良いSEO業者は検索結果の上位表示されていることではなく、クライアントがSEOに取り組む目的を達成できたかどうかを重視します。ヒアロングの際に、何をKPIに置いているのか、自社サービスの強みはどこか、自社や競合はどのようなマーケティング施策を打っているかなどマーケティング全体について明らかにしようとするはずです

いくら検索結果で上位を獲得しても、目的が達成できなければ意味がありません。SEO担当者として自社ビジネスの成長を伴走してくれる業者こそが優良なパートナーとなり得ます。

自社の予算と費用が合うか

自社の予算と依頼費用が合わなければ、サービスの幅が狭まり満足のいく支援を受けられなくなります。無理に予算に合わせて依頼すると、依頼できる幅が狭まります。できることが限られてしまうと、支援を受けられない範囲を自社のリソースを割いて対応しなければ成果にもつながりにくくなります。そのため、予算に合う業者に依頼し、実施すべき施策や運用に関して質を担保しながら進めていくべきです。

過去の実績がどのくらいか

実績が豊富な企業も安心して任せやすいです。実績を過信しすぎるのも良くはありませんが、実績が豊富であれば過去事例や経験を活かして施策の引き出しが多いことが多いです。担当者の経験による部分もありますが、事例と自社の状況が類似していれば、成果の再現性は高くなります。また、経験豊富で知見の深いコンサルタントも在籍していることが多いので、実績も1つの判断基準と考えても良いでしょう。

担当者との相性が良いか

担当者と相性が悪いと、満足度は当然下がります。お互いにスムーズにコミュニケーションが取れる方が、信頼関係も築きやすく、定例の場でも本音を話しやすくなります。施策の実行に上長の承認が通らない、想定外で社内のリソースが足りていないなど自社内の問題を相談しにくいケースも多いでしょう。率直に自社の状況を伝えることで、担当者もオペレーションを含めた最適な提案がしやすくなります。関係性が築けない担当者だと相談しづらい改善まで着手できない問題も発生する可能性もあるため、相性の良さも1つ見るべきポイントです。

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危ないSEO業者の特徴2つ

効果の即効性をアピールしてくる

SEOは数ヶ月から1年以上かけて徐々に成果が出始めるマーケティング施策です。そのため、効果の即効性を強調している業者は知見が低い可能性が高いです。また、ブラックハットSEOと呼ばれるGoogleのガイドラインに反した施策を実行し、即効性を担保してくる業者も存在します。一時的には効果が出るかもしれませんが、Googleからペナルティを受ける可能性が高く、最終的にはリスクしかありません。

SEOは時間をかけて成果を向上させていくものだと認識し、正当な方法で集客の改善を伴走してくれる業者を選ぶようにしましょう。

効果の保証を謳っている

SEOは確実に効果が出るとは限りません。いくら良い施策を打っても必ず1位になるとは言えません。しかし、中には「確実に上位表示できます」など効果を保証する業者もいます。このような業者は、怪しいと思って良いでしょう。確実性を持たせるには、ブラックハットSEOを実施し、順位を上げるほかないので近いうちにペナルティを受けることとなります

また、仮にガイドラインに反した行為をしない業者だったとしても、優良な業者とは呼べない可能性が高いです。
SEOにおいて重要なことは、「SEOに取り組む目的を達成できるかどうか」です。目的を達成するために検索順位の上位表示を目指すはずです。検索結果上の結果に焦点が当たりすぎている業者と取り組んでも満足のいく結果になる可能性が低いと言えます。

SEOを外注する際の注意点

SEOを外注する際は、パートナー選びがかなり重要です。しかし、良いパートナーと出会えたとしても自社内で注意すべき天も存在します。ここでは、SEOの外注に関する注意点を2点紹介します。

SEOを外注する際の注意点2つ
  • 契約内容を詳細まで確認する
  • 短期間の結果で止める判断をしない

契約内容を詳細まで確認する

契約内容をしっかり確認してから契約しないと、後になってトラブルに発展する可能性があります。たとえば、契約期間や支援内容が定められているケースであれば、契約する前に自社内で記載の内容で問題ないかを確認したうえで同意すべきです。

後から認識の齟齬が判明してしまうと、取り返しがつきません。トラブルにまで発展すれば、お互いの信頼関係も崩れかねません。SEOを伴走するうえで、業者との信頼関係も重要です。良い成果を出すためにも、契約書をしっかりと読み、齟齬があれば確認してから契約するようにしましょう。契約内容が曖昧な場合は、詳細まで聞くことも大切です。明確な回答が得られなければ、契約自体も再検討した方が良いかもしれません。

短期間の結果で止める判断をしない

短期間の成果だけで判断すると、SEOはうまくいかない可能性が高いです。前述した通り、SEOは成果がかかるまでに時間がかかります。思うような成果が出ず、コストだけがかかっている状態に焦りを感じるかもしれません。しかし、途中で止めてしまうと本来得られるはずだった成果さえも捨てることになります。なかなか成果が出ず、不安に思うかもしれませんが、数ヶ月単位で徐々に成果が現れるはずです。適切なSEO業者に依頼すれば、長期目線では成果が得られることも念頭に置いて、継続の判断を行いましょう。

まとめ

SEOを外部に委託するか判断するうえで重要なことは、取り組む目的を達成できるかどうかです。

自社のリソースや知見でも達成できるのであれば、外注する必要はありません。また、外注する場合も、目的の達成ができそうな業者を選ぶ必要があります。

検索順位や目先の成果だけにとらわれず、長期的に自社ビジネスの成功に導けるかどうか重視して意思決定を行うようにしましょう。

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この記事を書いた人

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