SEOライティングとは?初心者でもできる上位表示

SEOライティング

日々記事を量産しているのになかなかアクセスが増えない、10位以内の上位に上がらない、という状況に頭を悩ませているWeb担当者はきっと多いと思います。また、記事コンテンツの制作に踏み切りたいけど有効な書き方がわからない、とお悩みの方も多いでしょう。

コンテンツを増やすことは、アクセスを増やすためには有効な対策ですが、「SEOライティング」を理解したうえで取り組まなければ、上位表示を達成してアクセス増加につなげることは難しいです。

本記事では、アクセス増加に悩んでいるWeb担当者のために「SEOライティング」の方法について解説していきます。

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目次

SEOライティングとはSEOに最適化されたライティング手法

SEOライティングとは、SEOに最適化された、上位表示を達成するためのライティング手法です。一般的に良いとされる文章と、検索エンジンで評価される文章は似ているようで若干の違いがあります。

一般的なライティングでは伝わりやすい文章を書くことが目的ですが、SEOライティングではサイトに訪れるユーザーがほしいと思っている情報を掲載しなければなりません。

また、頭に「SEO」とついているだけあって、SEOを意識した文章の書き方を実践しないと、なかなか検索上位は狙えません。検索エンジンがどのように情報を取得して理解するのかを押さえておく必要があります。

この、ユーザーが求めている情報を書くことと、SEOに最適化された文章にすることが一般的なライティングとの違いです。上位表示を達成するために、この2点を意識してライティングしましょう。

ライティングを始めるまえにやること

実際にライティングを開始する前に、事前に決めておくことがいくつかあります。ここを飛ばしてライティングに着手すると、そもそも順位が上がらなかったり、アクセスは獲得できてもコンバージョンしなかったり、と問題が発生しがちです。

まずは事前に下記の項目を固めていきましょう。

ペルソナの設計

まずはペルソナを決めましょう。書こうしている記事を読みたい人はどんな人なのかを想像し、設定していきます。

例えば、弊社のメディアの記事は、大半が自分でマーケティング、SEOを行っている人(の年齢、役職、お悩みなど)として設定しています。

ペルソナの段階でズレていると、その後に続くキーワードの選定や、書く文章の内容も同じようにズレていきます。リソースや記事の難易度にもよりますが、極力細かくペルソナを設定できると記事の精度も高くなります。

キーワード選定

次に行うことはキーワードを選ぶことです。ペルソナに従って、想定されるユーザーが検索しそうなキーワードを探します。選んだキーワードによってライティングする記事のテーマが決定します。

ひとことで「キーワード選定」といっても全工程の中で最も重要で、かつ奥が深い作業です。それだけに、一朝一夕でマスターするのは難しいですが、有効なキーワード選定ができることが「SEOライティング」の入口でもあるので、何度も繰り返して少しずつでも慣れていきましょう。

例えば、ある商品をサイトで扱っている場合は、その商品のカテゴリー名に近いキーワードが最も大きいキーワードだと想定されます。サイトの規模が大きく、ドメインも強い状態であれば、こういったいわゆるビッグキーワードを攻めれば良いのですが、サイトの立ち上げ直後などのサイトが強くない状態でビッグキーワードを狙っても短期での上位表示は難しいです。

この場合は2語以上の、ロングテールキーワードなどから狙うなど、キーワード選定にも戦略が重要になります。

それぞれ別記事で詳しく解説しているので、関連記事も確認してください。

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ユーザーのニーズを掘り下げる

選定したキーワードで検索するユーザーが、どんなニーズを抱えているのかを掘り下げましょう。多くの場合、ユーザーは何かしらの悩みや課題を感じて検索します。この悩みや課題がどこにあるのかを考え、想像してみましょう。

たとえば、「ダイエット」というキーワードを例に取ると、共通している目的は「痩せたい」ことですが、健康を手に入れるために痩せたい、美しい見た目を維持したいから痩せたい、異性にモテたいから痩せたい、などニーズはバラバラです。ユーザーのニーズを深掘りして、どこに課題を感じているのかを事前に発見しておかないと、記事コンテンツを作って読んでもらっても実用性を感じてもらえないかもしれません。

良い記事にするためにはユーザーニーズの深掘りは必須になるので、何度も繰り返して少しずつ慣れていきましょう。

記事のゴールを決める

ユーザーニーズを特定したら、そのニーズを満たせるコンテンツのゴールを設定しましょう。

先程のダイエットの例なら、ダイエットの先にある目的を満たすために実際にダイエットに着手してもらうなど、ユーザーが実際に行動することをゴールに設定するのがコツです。「健康を手に入れるために痩せたい」がニーズなら、健康のためにダイエットが必要である理由を理解してもらったうえで、実際にダイエットに取り組むことがゴールです。

事前にニーズを捉えておけば、ゴールも決めやすくなります。

記事構成を作る

ゴールが決まったら記事構成を作成します。

記事構成は記事全体の設計図のようなものです。本の目次のように、重要なトピックを見出しとしてまとめます。ニーズとゴールが定まっているなら、ゴールへどのようにたどり着くかの流れを意識して、ゴールに向かって必要な情報を与えられるように構成を作成しましょう。

実際にライティングに移るまえにやることがたくさんあって大変ですが、事前準備を行わずにライティングすると良質な記事コンテンツにならない可能性が高いです。慣れないうちはドキュメントやスプレッドシートに書き出してみるなど、事前にしっかりまとめておきましょう。

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SEOライティングで心がけること

ここからはSEOライティングを行う際に心がけておくべきポイントを解説します。実際のライティング時にうまく役立ててください。

キーワードの出現率は意識しない

よくキーワードや共起語の出現率が~という話を耳にしますが、筆者はそこまで気にする必要はないと思っています。無理にキーワードを入れようとして不自然な表現になるくらいなら、気にしないで書いてしまったほうが読みやすいです。

もちろん、キーワードの出現率なども全く考えなくていいわけではありませんが、自然な表現であることと、何よりユーザーにとって有益な情報であるかどうかのほうが大事です。もちろん、キーワードを適切に使いつつ、有益な情報を伝えられる記事なら最高ですが、ユーザーにとってわかりやすい記事であることのほうが重要です。

タイトルの決め方

30文字程度でキーワードは極力文頭に設置して作成します。設定したペルソナのニーズに合致する要素をいくつか出して、そこから絞り込んでいくやり方がおすすめです。

対象キーワード:英語 話せるようになるには

スクロールできます
ユーザーの求める結果することどのように
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上記のように要素を集めたら組み合わせていく形です。詳しくは別記事で解説しているので、こちらもご覧ください。

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また、実際にサイト上にアップする際には必ずtitleタグを使用しましょう。WordPressなどのCMSを使用しているなら、自動で設定される場合がほとんどかと思いますが、もし自分でコーディングする場合は気をつけてください。

見出しは内容が伝わるように書く

見出しにあたるhタグには不自然にならない程度にキーワードを設置して、見出しのみで内容が伝わるように組みましょう。hタグにはh1~h6までありますが、必ず階層構造にしてください。

記事ページであれば、通常見出しに採用したものが目次に採用されますが、目次を読むだけで記事の内容がだいたい伝わるくらいの粒度が理想です。

見出しも詳しく解説するととても長くなってしまうので、詳しくは別記事の解説をご覧ください。各見出しの役割なども載せています。

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代名詞の使用は避ける

いわゆるこそあど言葉は避け、極力固有名詞などに書き換えましょう。口頭では指示語を使用していても会話の流れでわかりますが、文章だと言葉の関連性がわかりにくくなりがちです。「このキーワード」よりは「SEOというキーワード」のほうがユーザーは理解しやすいですし、検索エンジンも書いてあることを理解しやすくなります。

どうしても使わなければならない状況もあるかもしれませんが、あとから読み返すと書き換えられる部分もたくさん見つかります。執筆時に気をつけることはもちろん、執筆後にも自分で読み返してみて、書き換えられる部分は対応しておきましょう。

文章は極力短くして冗長表現を避ける

同じ内容を伝える場合、長い文章より短い文章のほうが内容が伝わりやすいです。不要なテキストは極力削除する、表現を工夫してより短い文章にするなど、1文字でも少なくできるようにしましょう。

また、文字数を気にするあまり、回りくどい表現になってしまう場合があります。文字数が多いか少ないかよりも、内容が伝わりやすいかどうかのほうが重要なので、文字数を稼ぐ目的で文章を冗長化させるのは避けましょう。

画像や動画を有効活用する

文章だけで説明するよりも、画像や動画を用いて説明するほうが伝わりやすい場合もあります。画像や動画などの補助コンテンツが有効な場合には積極的に利用しましょう。

例として挙げると、何かの手順を説明する場合など、How to 系のコンテンツの場合は画像や動画の活用が非常に有効です。

文章を書き上げたら、画像などで補助が必要なところがないか、一度自分で読み返してみましょう。

内部リンクで別記事を紹介して補完する

ある事柄について説明する際に、詳しく説明するとそれだけで長文になってしまうような場合は、詳しく解説している別記事を紹介する形で内部リンクを設置しましょう。弊社のメディアでも記事数が揃ってきたこともあり、記事内で説明しきれない内容は別の記事を紹介しています。

この場合、元の記事内では概要のみ簡単に説明したうえで、その情報を補完できる別記事への紹介につなげるとわかりやすいはずです。当然ですが、内部リンクも設置できるのでリンク対策にもなります。

ライティング後に確認すること

ライティングが終わったら次は入稿作業、いよいよ公開になりますが、入稿前に確認しておきたい点が2点あります。それぞれ確認、必要なら修正を行って入稿作業に移りましょう。

日本語チェック

誤字脱字も含めて、日本語的に表現があっているかどうか必ず最後に確認しましょう。弊社では主に、下記の観点でチェックしています。

  • 誤字脱字はないか
  • 難しい漢字を使っていないか(ひらがな表記のほうが良いところはないか)
  • 読者に伝わりにくい専門用語などを使っていないか
  • 特定のキーワードが表記揺れをしていないか
  • 語尾の表現(連続していないか、冗長になっていないか)

チェック後、必要に応じて修正を行います。

誤字脱字がない、文法的にあっている、などの要素も間接的にSEO評価に関わります。GoogleのSEOスターターガイドにも「魅力的で役立つコンテンツ」として、文章が読みやすく、よく整理されていることが挙げられています。地味な要素ですが、SEOは相対評価なので、少しでも評価を挙げられるように対応しておくことをおすすめします。

参考リンク:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja

日本語チェック、といっても日本語の専門家がどこにでもいるわけではないので、ツールを使用するのが早いです。弊社では、ウェブライダー社の文賢を使用しています。

参考リンク:https://rider-store.jp/bun-ken/

「日本語チェックツール」などで検索すると無料のチェックツールがたくさん出てくるので、精度は落ちますがは最初はそちらでも問題ないと思います。徐々に有料ツールも検討していきましょう。

コピーコンテンツチェック

コピーコンテンツはSEOで評価されませんし、Googleからペナルティを受ける危険性もあります。上位サイトを参考にするあまり、完全なコピーにならないように気をつけましょう。

極力オリジナルの文章を心がけ、引用などをする場合には必ず引用元を明記してください。上位サイトを参考にするときは、まず自力で構成案まで仕上げてみてから、トピック漏れをしていないかどうかのチェックとして上位サイトを確認するにとどめたほうが良いです。

4,000文字までという制限はありますが、無料ツールでチェックできます。

参考リンク:https://ccd.cloud/

とくに一致率が高めに出てくる場合は修正をおすすめします。

まとめ

SEOで評価されるコンテンツを作るためのライティングでは、ライティング前から考えなければならないことがたくさんあります。必ずペルソナからキーワードに落とし込み、ユーザーのニーズを考えながら構成案を作成しましょう。

また、実際のライティングでは文章能力はもちろん、タグの付け方やキーワードの使い方など、SEOの要素も加味する必要があります。どちらも短い期間で磨くのは難しいですが、コツを押さえた人のライティングは優れているのが読んでいてすぐにわかります。

少しずつでもライティングの能力を向上させて、上位表示を狙いましょう。

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この記事を書いた人

株式会社デジタリフト所属|SEOとコンテンツマーケティングを担当|コンテンツマーケティングとSEOをこよなく愛するコンテンツ女子|最近の流行りはリライトで爆伸びさせること|美人が多いで噂の博多出身|Twitterアカウントはこちら