SEOに強いタイトルとは?付け方のコツを解説

SEOに強いタイトルの付け方

記事ページのPVを伸ばし、多くのユーザーを集客し、事業の売上を向上させたいと思っているオウンドメディア担当者は非常に多いでしょう。

記事を沢山のユーザーに届けるためには、検索順位が高いことはもちろんですが、タイトルの付け方も重要な要素になります。情報にあふれている現在では、仮に上位表示できてもユーザーの目を引くタイトルがなければクリックされない可能性もあります。

本記事では、SEO施策としては比較的手軽で即効性のある、タイトルの付け方について解説します。

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目次

タイトルタグはページのタイトルを示すタグ

タイトルタグはそのページのタイトルを表すタグです。タイトルタグに設定した文字列は、検索結果上に表示され、ユーザーはこのタイトルを見て目的の情報があるかどうかを判断します。

検索エンジンのクローラーも、タイトルタグのテキストからページの内容をある程度読み取ります。検索エンジン、ユーザー双方にとって重要な意味合いを持つタグです。

SEOではタイトルの付け方が重要

SEOにおいて、タイトルタグは検索順位に大きく関わる要素のひとつです。検索順位、ユーザのクリック率に関わります。

タイトルだけではなく、もちろんコンテンツの中身も重要ではありますが、そのコンテンツの中身を端的に伝えるタイトルは、Googleのガイドラインでも重要な要素であると記述されています。これはクローラーがページの内容を理解するのに、タイトルタグを利用しているためです。

また、ページを閲覧するユーザーは、検索結果画面に並んでいる各サイトのタイトルテキストを閲覧して、必要な情報が載っていそうか、その記事を読むべきかどうかを判断します。適切なタイトル、ユーザーにとって魅力的なタイトルを採用しないとクリック率が下がる可能性があります。

SEOに強いタイトルの付け方

SEOに強いタイトルをつけるためには、検索エンジンとユーザーの双方を考えたものにしなければなりません。ここからはSEOに強いタイトルの付け方を解説します。

30文字程度で簡潔に記載する

タイトルは30文字程度で簡潔にまとめましょう。長すぎると検索結果上では途中で切れて表示されます。

タイトルの文字数

仕様の変更で検索結果に表示される文字数は時折変動します。PC/SPで若干の差異がありますが、検索結果に表示される限界の文字数が30文字前後というのは10数年変わっていません。今後変更される可能性はありますが、今のところどんな状況にでも無難に対応できるのは30文字前後です。

前述の通り、30文字を超えると途中で表示が切れてしまう場合がありますが、ユーザーに伝えたい重要な部分が30文字以内に記述されていれば大丈夫です。30文字以内で記事の内容が説明できるようにテキストを考えましょう。

キーワードは極力文頭につける

上位表示を狙うキーワードは極力タイトルの文頭に置いてください。

ユーザーは画面を「Z」や「F」の形で見ていきます。極力文章を読み始めた最初の段階で必要な情報が目に入ったほうがわかりやすいです。

また、おそらくクローラーもタイトルの文頭にあるキーワードを重視していると考えています。コンテンツの内容が非常に優れている、などであればタイトルにキーワードを含めなくても上位表示する場合もあります。しかし、上位表示しているほとんどのページのタイトルには、文頭近くにキーワードが含まれています。

SEOでの上位表示の効果と、ユーザーの理解度を得るためにも、キーワードはタイトルの文頭に設置することを意識しましょう。

キーワードを詰め込みすぎない

キーワードの入れ方については3点注意が必要です

  1. 同じキーワードを何度も使わない
  2. 1ページにつき1キーワードまでにする(複数キーワードを設置しない)
  3. キーワードの設置を優先して不自然な日本語にしない

同じキーワードを不自然に何度も繰り返すのは、スパム行為にあたる可能性があります。原則、文頭にひとつだけ設置するにとどめておきましょう。

また、タイトルに複数のキーワードを設置するのはおすすめしません。クローラーもユーザーもなんのページなのか判断が難しくなり、結果的に順位に悪影響があるかもしれません。1ページのキーワードは原則1キーワードとして考えましょう。

もう1点、キーワードの設置を優先するあまり、日本語として不自然なものになってしまうのは避けましょう。日本語として意味が通らない、文法がおかしいなどがあると、これも順位に悪影響が発生します。

基本的にはシンプルで簡潔にページの内容を伝えられるタイトルが最適です。

記事の内容と異なるタイトルを付けない

記事の内容と関連しないタイトルを付けると、スパム行為とみなされて順位が下落するおそれがあります。

ユーザーはタイトルを見て閲覧する記事を選んでいるので、タイトルと内容が異なるページはユーザーの課題を解決できるコンテンツにはなりません。こういったページが上位表示することはほとんどありませんが、もし上位表示を狙うのであれば、そのキーワードに対応したコンテンツ、ページを作成するところから始めましょう。

SEOに強いタイトルを作る4つのステップ

タイトルの付け方について概要をお伝えしましたが、ここからは具体的な方法について解説していきます。

SEOのタイトルを付ける際には、下記の4ステップで作成するのがおすすめです。

SEOのタイトルをつける際の4ステップ

いきなりタイトルを付けるのではなく、良いタイトルを付けるために必要な要素を集めてからタイトルを付けていきましょう。各ステップごとのポイントをおさえて実践してみてください。

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ステップ1:記事のペルソナを考える

ステップ1は、「記事のペルソナを考える」です。

同じキーワードでも流入してくるユーザーの属性は全て同じではなく、ユーザーによって異なります。

流入ユーザー全てに刺さる記事やタイトルを付けることは不可能なので、「誰に向けた記事なのか」を定義しなければ曖昧なタイトルになってしまい、結果誰にも刺さらないタイトルになってしまいます。

良いタイトルを作るのであれば、「どのような悩みがある」「どのような属性のユーザー」なのかを定義しなければ、どんなテクニックを使っても意味がないので、まずは記事を見てくれるユーザーを特定しましょう。

重要なペルソナとニーズを特定する

ペルソナを決める際には、上記の図のような「売上につながるユーザー」を優先しましょう。

中には、「ペルソナを重要な見込み客だけに絞ってしまうと、対象ユーザーが少なくなってしまうのでは」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、対象ユーザーを広く取った場合は比較的ビッグキーワードになることが多く、競合の状況によっては順位が上がらず、CVも獲得できないという中途半端な状況に陥る可能性があります。

「重要な見込み客」を優先する場合は比較的ロングテールワードになる場合が多く、競合が少ない分上位表示も狙いやすいです。特にメディアの立ち上げ初期は「重要な見込み客」をペルソナにおいたほうが成果につなげやすいです。

記事のゴールと最高の結果を特定する

ペルソナが決まったら記事のゴールと最高の結果を特定しましょう。

記事のゴール
記事を読み終えた後にユーザーにどのような状態になってほしいか

最高の結果
記事のゴールを叶えた上で、ユーザーが得られる最高の結果

「記事のゴール」と「ユーザーにとっての最高の結果」を決めておくと、ユーザーに何を伝えないといけないのかが明確になります。

「記事のゴール」と「ユーザーにとっての最高の結果」が決まらずにタイトルを作成してしまうと、自分達本意のタイトルとなってしまい、せっかく設計したペルソナに刺さらないタイトルとなってしまいます。

ステップ2:タイトルに使えそうな用語を洗い出す

ステップ2では、タイトルの候補となる用語をいくつか洗い出します。用語を洗い出すポイントは、下記の3つです。

ステップ2のコツ
  • 記事のゴールと最高の結果を意識する
  • 「なぜ」と「なにを」「どのように」を分けて考える
  • 具体的な数字を用いる

記事のゴールと最高の結果を意識する

意識するべきポイント1つ目は「記事のゴールと最高の結果を意識する」ことです。ステップ1で作成した、「記事のゴール」と「最高の結果」からズレることなく用語を洗い出すのが重要です。

「記事のゴール」と「最高の結果」をもとに用語を洗い出すことで、ユーザーに刺さりやすいタイトルを作成できます。

要素を分けて考える

意識するべきポイント2つ目は「要素を分けて考える」ことです。要素を分けて用語を洗い出すと、タイトルを組み合わせる際に要素の重複を防げます。

要素は下記の例のように3項目で洗い出しましょう。

対象キーワード:英語 話せるようになるには

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ユーザーの求める結果することどのように
半年で英語がペラペラになる勉強方法4選たったこれだけで
外国人と楽しく会話できる初心者向けに1から解説5分で解説
誰でも簡単に英語をマスターできる効率の良い勉強方法知っておくだけで

タイトルを作成する際には、「5W1H」を意識して作成するといった手法もあります。ただし、「5W1H」をすべて盛り込むことは、タイトルの適正文字数が30文字程度である以上難しい場面が多いです。

タイトルを付ける際に、「5W1Hの中からどの要素をタイトルに使おうか」と悩むことも多いと思います。そのため、タイトルを付ける際には、「2W1H」に要素を絞ることをおすすめします。

要素を3つに絞れば、選ぶという工程を削減でき、誰でも簡単にタイトルを作る仕組みを構築できます。

具体的な数字を用いる

意識するべきポイント3つ目は「具体的な数字を用いる」ことです。

具体的な数字を用いることで、タイトルの具体性が向上します。タイトルの具体性が向上すると、ユーザーが記事の内容をイメージしやすくなり、クリック率の向上につながります。

例えば、下記のタイトルを見比べてみましょう。

  • 悪い例:東大に最短で合格するために実践するべき勉強法
  • 良い例:1年間で東大に合格するために実践するべき8つのこと

悪い例では「最短」という表現が人によって認識が異なるので、抽象的な内容になってしまいます。一方で、良い例では「1年間」「8つのこと」といったように、具体的な数字が提示されているので、記事の内容がイメージしやすいです。

そのため、「洗い出した用語を数字に置き換えることができないか」という視点をもっておくと良いです。

ステップ3:用語を組み合わせてタイトルを複数作成する

ステップ3では、ステップ2で洗い出した用語をつなぎ合わせてタイトルの候補を複数出していきましょう。

タイトルの候補を作成する際には、1つ2つではなく複数、できれば5つほど出すと良いです。タイトルの候補が複数あれば、それぞれのタイトル候補を比較してより良いものを選べます。

そのため、タイトル案を作る時は選択肢の中から良いものを選べるように、できれば5つほど作成しましょう。

ステップ4:タイトルを1つに絞る

ステップ4では、タイトルを1つに絞り完成させましょう。

タイトルを1つに絞る際には、再度ペルソナに立ち戻ることがポイントです。タイトルを決める際には、ペルソナのニーズに一番マッチしているものを選んでいきましょう。

また、タイトルを決めたら、最後に記事を読み返して、タイトルと本文の内容に齟齬がないかを確認しておくことも重要です。

タイトルは自動で書き換えられる可能性がある

ページに設定したタイトルタグは、必ず検索結果に反映するわけではなく、検索エンジン側で書き換えて表示する場合があります。

1つのページで複数のキーワードで検索結果に表示される場合があり、この場合は検索されているキーワードに応じて、検索結果に表示されるページタイトルが書き換わることがあります。

また、今までに解説してきたページタイトルの良くないパターンを採用している場合も自動で書き換えられることがあります。

  • タイトルの文字数が長い場合
  • タイトル内で同じキーワードを繰り返し使用している場合
  • タイトルの内容とページの中身が異なる場合

上記の場合は検索エンジンがネガティブに捉えて書き換えている可能性があるので、速やかにタイトルを最適化する必要があります。

タイトルの変更を行ったあとは、こちらで意図した表示状況になっているか、念の為実際の検索結果画面で確認してみましょう。

タイトルを改善してクリック数を4倍に向上させた事例

実際にタイトルを修正してクリック数を4倍に向上させた事例を紹介します。

改善前

<タイトル>
Googleの検索順位を上げるために効果的な施策10選を解説!

<成果>
検索順位:8~10位
月間クリック数:15~20

改善後

<タイトル>
【5分で解説】Googleで検索順位を1位まで上げる超実践的手法10選

<成果>
検索順位:8~10位
月間クリック数:75~80

上記が、弊社オウンドメディアで、実際にクリック数を増加させたタイトルの事例になります。

元々のタイトルは、具体的な数字は活用できているが、「ユーザーの求める結果」の部分がないタイトルとなっていることが、クリック率が低い原因だと考え、修正を行いました。その結果、月間のクリック数を約4倍ほど向上させることができました。

また、タイトルを作成する際に、活用した「要素出し」と「タイトル案」は下記になるので、参考にしてみてください。

スクロールできます
ユーザーの求める結果することどのように
検索順位1位を獲得する実践的手法5分で解説
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初心者でも1位を獲得できる基礎から実践までどの企業でも改善できる
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スクロールできます
タイトル案
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【この10施策でOK】Googleで検索順位1位をまで上げる方法を初心者向けに1から解説
【この10施策でOK】Googleで検索順位1位まで上げる方法を基礎から実践まで解説
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まとめ

SEOに強いタイトルの付け方について解説しました。

タイトルタグの最適化は、SEO初心者から上級者まで、どんな人でも比較的手軽に実行でき、成果への反映も早い施策のひとつです。タイトルの付け方次第で順位にも影響しますし、ユーザーがどのページを閲覧するか選択するための指標にもなります。

手軽に運用できる分、適切な効果を得ようと思うと奥が深く、難しい施策です。ここまでに解説したSEOに強いタイトルの付け方は、SEOに触れてから日が浅い方でも、ある程度の効果が得られるように形にしてあります。

まずはこの記事で解説した例を参考に、自分のサイトのページタイトルを確認して、タイトルの改善を進めてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社デジタリフト所属|SEOとコンテンツマーケティングを担当|コンテンツマーケティングとSEOをこよなく愛するコンテンツ女子|最近の流行りはリライトで爆伸びさせること|美人が多いで噂の博多出身|Twitterアカウントはこちら