新規ページを作成したとき、URLをどう決めればいいか分からない方も多いのではないでしょうか?
- キーワードを含めるべきなのか
- 数字の羅列ではだめなのか
など、SEOで成果を出すために押さえておくべき、重要な要素を解説します。
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URLはSEOに影響がある
URLは軽微ですが、SEOに影響があると言われています。Googleセントラルでも、ユーザーに分かり安くシンプルなURL構造が推奨されています。
また、Googleは意味のある単語のURLを推奨しています。
可能な場合は、長い ID ではなく意味のある単語を URL に使用します。
https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/url-structure?hl=ja
またGoogleのジョンミューラーはGoogleセントラルのオフィスアワーにて「URLにキーワードを含めることはランキング要因か?」という質問に対して下記のように回答しています。
I believe that’s a very small ranking factor, so it’s not something I’d really try to force.
翻訳:それはすごく小さなランキング要因です。しかし、無理にする必要はない。
https://youtu.be/4FkSZIW6d48(17分54秒)
したがって、URLは少なからずSEOに影響を与えるといえるでしょう。
また、詳細は後述しますが、基本的に英語のURLが望ましいです。日本語のURLを多く見かけますが、エンコード(暗号化)されてしまい、URLが長くなってしまう、ユーザーからURLで何のページかを把握できなくなるなどの懸念があります。
上記の要因から、URLはユーザーがページの内容が理解できるように、シンプルかつキーワードを含んだ意味のある英単語にすると良いでしょう。
そもそもURLとは?
URLは、インターネット上に存在するページや情報の場所を指し示すもので、ウェブサイトの住所と例えられます。
適切に設定する為にURLの構造を理解する必要があります。URLは、プロトコル、ドメイン、ディレクトリ、ファイル名という4つの要素から構成されています。
それぞれ解説していきます。
プロトコル
プロトコルは、ウェブブラウザとサーバーがやり取りするための規格です。
URLでは「http」と「https」の2種類が使用されます。「https」は「http」の違いは通信が暗号化されているか、されていないかの違いです。
通信を暗号化する技術をSSL化といい、SSL化されているURLは「https」となります。
ドメイン
ドメインは、ウェブサイトの固有の識別子です。たとえば、「https://www.example.com/」だと「example.com」の部分がドメインとなります。
また、ドメインは3つの要素に分けられ、トップレベルドメイン(.comや.jpなど)、セカンドレベルドメイン(.co.jpの.coなど)、そしてサードレベルドメイン(あなたの会社や組織に固有の部分、上記でいう「example」の部分)から構成されます。
さらに「www」はホスト名の一種で、省略される場合もあります。
ディレクトリ
ディレクトリは、ドメインの後「/」に続くフォルダ名を指します。サイト内の階層構造を表し、ページをカテゴリわけする際に使用されます。
例えば、商品ページでは「/products/」やブログページでは「/blog/」など、各ページの内容ごとにディレクトリを分けます。
適切なディレクトリ構造を設計することで、サイトの内容をクローラーに効果的に伝えることができます。
ファイル
URLの最後に位置するのがファイル名です。拡張子(.htmlなど)が付く場合もあります。
ファイル名は、そのページの内容を端的に表現するのが望ましいです。これにより、ユーザーとクローラーの双方がページの内容を推測しやすくなります。
SEOでは、URLだけでなくディレクトリなどを含めたサイト構造が非常に重要です。サイト構造を整備することで、SEO評価の向上が期待できるためです。そこで、デジタリフトでは初心者向けにSEO初期段階で行うべき内部施策を資料にまとめております。無料でダウンロードできるので、ぜひご確認ください。
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SEO対策で必要なURLの設定
SEO対策をするうえで、効果的なURLの設定を解説します。
- URLの正規化
- URLをhttps化
- キーワードを含む短いURLにする
- Googleで推奨されていないURLにしない
- ディレクトリの階層の浅いURLにする
それぞれGoogleが推奨しているため、できていない場合は修正することが好ましいです。
URLの正規化
URLの正規化は、同一コンテンツに対して複数のURLが存在する問題を解決するための重要な施策です。例えば、「/」の有無や「index.html」の表示・非表示によって、同じページに対して異なるURLが生成されることがあります。
同じ内容のページに対して、複数のURLが生成されている場合、検索エンジンの評価を分散させ、本来受けられるSEO評価を得られない可能性があります。結果、順位の向上ができない要因になりえます。
URLの正規化をする場合、基本的には301リダイレクトを使用し、同じ内容の異なるURLを統一することで解決できます。
301リダイレクトに関しては下記で解説しています。
また、何らかの理由で301リダイレクトを行えない場合は、「canonical属性」を使用することも検討しましょう。
canonical属性については、下記で解説しています。
301リダイレクトやcanonical属性の設置により、検索エンジンは一つのURLに対して評価を集中させることができ、検索エンジンに正しく評価してもらうことができます。
URLをhttps化
前述した通り、「http」をSSL化することで「https」となり、通信を暗号化できます。
httpsは、サーバーとブラウザ間の通信を暗号化することで、ユーザーのデータを保護し、セキュリティを向上させます。
http接続のままでは、データの改ざんや情報漏洩のリスクが高まります。また、多くのブラウザが「保護されていない通信」という警告を表示するため、ユーザーの信頼を損ない、サイトからの離脱を招く可能性があります。
さらに、Googleでも「https」化は推奨されており、ランキング要因だと言われております。
参考:https://developers.google.com/search/blog/2014/08/https-as-ranking-signal?hl=ja
したがって、https化できていない場合には、早急に行いましょう。
また、httpから httpsへの移行時には、301リダイレクトを使用して、すべての旧URLを新しいhttpsバージョンにリダイレクトしましょう。
キーワードを含む短いURLにする
SEO効果を高めるためには、URLに対策キーワードを含めることが有効です。
これにより、検索エンジンとユーザーの両方に対して、ページの内容を明確に示すことができます。ただし、キーワードの詰め込みは避け、自然で読みやすいURLを心がけましょう。
また、前述した通りGoogleのジョンミューラーはキーワードを含めることは、軽微だがランキング要因であると主張しています。
さらに、URLはできるだけ簡潔にすることが重要です。Googleセントラルでもシンプルで分かりやすい語句をURLにすることを推奨しています。
推奨: シンプルでわかりやすい語句を URL に使用する。
https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/url-structure?hl=ja
明記はされていませんが、シンプルかつページの内容が分かりやすいURLにすることで、検索エンジンがページの内容を理解する手助けになると考えています。
また、日本語URLもブラウザによって、変換され数字や記号の羅列になります。ユーザーや検索エンジンがページの内容を認識しづらくなるため、英単語での設定が好ましいです。
Googleで推奨されていないURLにしない
GoogleはURLの構造に関して、Googleセントラルでいくつかの非推奨事項も提示しています。これらは、検索エンジンがページの内容を理解する妨げになる可能性があります。
主に下記4つの項目を非推奨としています。
- アンダースコア(_)を使用する
- URL 内の単語をつなげる
- ASCII 文字以外を URL に使用する。
- 意味のない長い ID 番号を URL に使用する
参考:https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/url-structure?hl=ja
これらのガイドラインに従うことで、検索エンジンのクローラーがページの内容を理解しやすくなります。
ディレクトリの階層の浅いURLにする
検索エンジンは、ディレクトリの階層が浅いほど、トップページとの関連性が高いと判断します。また、クローラーは、内部リンクを辿ってクロールするため、階層構造が深くなってしまうと、ページがクロールされにくくなる可能性があります。
また、階層が深くなるとサイト構造が複雑化し、管理が難しくなるリスクもあります。
特定のページを改修する際に、ミスをしてしまうリスクも増えるでしょう。
そのため、ディレクトリ構造はなるべくきれいに保って置くことが重要です。
ディレクトリ構造の最適化については下記の記事で解説しています。
日本語URLはエンコードされるため、原則使わない
前述した通り、日本語URLはブラウザによって、記号や数字の羅列になります。また、ブラウザ上で日本語URLが表示されていても、コピー&ペーストした際には、記号や数字の羅列に変換される可能性があります。
変換された結果、URLは長くなってしまう、URLからページの内容が読み取れないなどのリスクがあり、ユーザー観点でマイナス要因になる可能性があります。
GA4の表示で、バグが出てしまうケースがある
日本語URLを使用する際の別の問題として、Google Analytics 4(GA4)での表示バグが挙げられます。個人的な事例になりますが、記事ページが日本語URLになっているサイトをGA4でサイト調査を行った際、日本語URLがエンコードされ、ページごとのセッションや表示回数を見ることができなくなってしまっていました。
下記のようにほかのサイトでも確認されており、GA4では日本語URLが対応されていないことを推測すると、日本語URLは極力避けることをおすすめします。
弊社でのURLの決め方
弊社はURLを設定する際、対策キーワードを英語表記で設定しています。
たとえば、「https://digitalift.co.jp/contents/seo/rich-contents/」では、対策キーワードが「リッチコンテンツ」なので「rich contents」とまず英語に翻訳します。
2語に分かれるため、(-)を使い、語句を繋げます。
このようにすることで、このページは「リッチコンテンツ」について書かれていることが、ユーザーと検索エンジンがURLから判断できるようになります。
また、サービスページに関しては、サービス一覧に関しては「service」料金ページに関しては「price」など、一般的に使われているURLを設定すると管理もしやすく、ユーザーも理解しやすいURLになるでしょう。
まとめ/SEOでお悩みの方はデジタリフトにご相談を!
URLの最適化は、SEOで成果を出すために重要な要素の1つです。URLを最適化することで、検索エンジンのクローラーとユーザーの両方にとってページの内容を理解してもらう手助けになります。
Googleセントラルを確認し、最適なURL構造を理解しておくことで、SEOでよりよい成果につながるでしょう。
もし、URL構造にお悩みの方がいらっしゃれば、無料相談会を実施しておりますので、ぜひご連絡ください!
デジタリフトでは、SEO対策のコンサルティングから記事作成代行までのご支援をさせていただいております。今までBtoB企業~BtoC企業まで幅広くご支援をさせていただいた経験を活かして、メディアの戦略設計から施策の実行までを行う伴走型コンサルティングサービスを提供しております。
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