【2024年版】検索結果別クリック率は?SEOにおけるクリック率の影響や具体的な改善方法も紹介

検索順位クリック率アイキャッチ

CTRはクリック率を指し、検索結果上で表示された際どれくらいクリックされたかという割合を示す数値です。

「クリック率」はおそらくSEOやWeb広告に携わっている方であれば、聞いたことがある単語かと思います。

しかし、上位表示された時にどれくらいのCTRが適正なのかは知らない方も多いと思います。

平均的なCTRを知っておくと、自社のサイト改善に役立てられます。

この記事は、具体的な検索順位別のクリック率や調べ方、クリック率の改善方法まで網羅的に解説します。

また、デジタリフトでは検索順位だけではなく、事業成果につながるSEOサービスを提供しております。これまで、SEOのプロによるコンサルティングや記事制作代行を支援し、BtoB~BtoC企業の多くのオウンドメディアで成果を出してきました。

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目次

検索順位別クリック率(CTR)の重要性

CTRは「Click Through Rate」の略で、検索結果での表示回数に対して実際にクリックされた回数の割合を示します。

計算方法は以下の通りです。

CTR = (クリック数 ÷ インプレッション数) × 100

例えば、あるキーワードで1000回表示され、そのうち50回クリックされた場合、CTRは5%です。

CTRは検索ユーザーにとって価値があるWebサイトかどうかといった指標の1つです。

検索結果で上位表示されているほど、CTRは高くなり流入数の増加につながります。

検索順位別クリック率(CTR)は?

検索結果で1ページ目に表示されていても検索順位によってクリック率は1~10位でかなりの差があります。

また、ユーザーのデバイスによってもクリック率も変わります。

それぞれ見ていきましょう。

全体のCTR

順位クリック率(CTR)
1位27.6%
2位15.8%
3位11.0%
4位8.4%
5位6.3%
6位4.9%
7位3.9%
8位3.3%
9位2.7%
10位2.4%

参考:https://backlinko.com/google-ctr-stats

400 万件の Google 検索結果からの分析

この数字から分かるように、1位に表示されるとクリック率が27.6%あります。

9位や10位と比べるとクリック率は10倍の差があります。

ただし、これはあくまで平均的な数値であり、実際のCTRは検索クエリ(検索語句)によって大きく異なる場合があります。例えば、「近くのラーメン店」のような地域性の高い検索では、上位3位のCTRが更に高くなる傾向があります。

デバイス別CTR

デスクトップとモバイルでは、ユーザーの行動が異なるため、CTRにも違いが見られます。

順位デスクトップ(PC)モバイル(SP)
1位32.35%26.70%
2位14.56%13.32%
3位8.54%8.43%
4位5.80%5.57%
5位4.15%3.15%
6位3.05% 2.90%
7位2.37%2.22%
8位1.90%1.73%
9位1.56%1.40%
10位1.35%1.17%

表からユーザーが使うデバイスごとにCTRも変化することがわかります。

PCでは、一度に表示される検索結果が多いため、若干モバイルよりも全体的にクリックされる傾向にあります。

また、検索結果上でタイトルはモバイルが35文字程度とPCが29文字程度、ディスクリプションはモバイルが80文字程度、PCが120文字程度と表示される文字数が違うため、自分のWebサイトへの流入はPCとモバイルどちらが多いか確認し、適切な対策を行いましょう。

CTRを向上させるにはタイトルが非常に重要です。デジタリフトでは、記事構成だけでなくタイトルの作り方にもこだわりをもって記事制作を行っております。以下の資料で、タイトルの付け方も解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
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クリック率はサーチコンソールで確認する

自社サイトの実際のCTRを確認するには、Google Search Consoleが非常に便利です。

以下の手順で確認できます

Google Search Consoleにログイン

左側のメニューから「検索パフォーマンス」を選択

サーチコンソール調べ方

「平均クリック率」の項目を確認

クリック率をクリック

ここでは、キーワードごとや、ページごとのCTRを確認できます。

クリック率表示

自社サイトの各ページのCTRが、先ほど紹介した平均的なCTRと比べてどうなのかを分析することで、改善の余地があるページかを特定できます。

もちろん、キーワードによってクリック率は異なりますが、例えば、検索結果を見てGoogleにディスクリプションが書き換えられている、強調スニペットに表示されている、画像検索で1位に表示されているなどの可能性があります。

画像検索で表示されている場合や、強調スニペットなどで、表示されている場合は改善方法が特にありません。

ですが、ディスクリプションが検索結果上で書き換えられている場合は、ディスクリプションを変更するなどの対策が考えられます。

クリック率向上のための施策

CTRを向上させるためには、いくつかの効果的な施策があります。

主なものを以下にあげます。

  • タイトルとメタディスクリプションの最適化
  • アイキャッチや画像の最適化
  • ユーザー意図に合ったコンテンツ設計

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

タイトルとメタディスクリプションの最適化

タイトルとメタディスクリプションは、検索結果ページでユーザーの目に最初に入る部分です。

ここを最適化することで、CTRを大きく改善できる可能性があります。

タイトルはユーザーが思わずクリックしたくなるような、魅力的なタイトルにすることが重要です。

CTRを高めるために、「数字を入れる」「誰に向けてかわかるようにする」「不安を煽る」などのテクニックもあります。

タイトルのつけ方に関しては、こちらで詳しく解説しています。

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メタディスクリプションの最適化のポイント

タイトルと同様にディスクリプションも検索結果に表示されるため、最適化が必要です。

ディスクリプションは「このページにはこういうことが書いてあるよ」といったページの要約のことです。

ディスクリプションのつけ方に関しては下記で解説しています。

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ただ、直近ではGoogleが検索結果に合わせて、ディスクリプションを生成することから、検索結果上でよほどおかしなディスクリプションが表示されていなければ無理に設定する必要もないです。

アイキャッチや画像の最適化

アイキャッチやページ内で使われている画像が、検索結果上で表示されることもあります。

そのため、アイキャッチや画像を最適化することも、CTRを向上させるうえで必要な施策です。

ユーザーがページを見たくなるような魅力的な画像を準備しましょう。

また、そもそもGoogleにユーザーにとって有益な画像であることを認識させる必要がある

ため、Alt属性の設定や画像ファイル名も画像に関連性の名前にし、なんの画像であるかをGoogleに伝えられるようにしましょう。

また、画像検索でもヒットする可能性があるため、画像を見ただけで何を説明しているか理解できる画像を入れましょう。

ユーザー意図に合ったコンテンツ設計

CTRを向上させるためには、まず検索順位を上げることが重要です。

そのためには、ユーザーの検索意図を理解し、それに合った質の高いコンテンツを提供することが不可欠です。

良質なコンテンツの特徴

  • ユーザーの疑問や問題に明確に答えている
  • 信頼性の高い情報源を引用している
  • ユーザーが読みやすいUIになっている
  • 適切な内部リンク・外部リンクを含んでいる
  • 定期的に更新されている

良質なコンテンツを作成すると、ユーザーの滞在時間が延び、直帰率が下がり、結果としてGoogle検索でのランキングが向上する可能性が高まります。

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クリック数は順位に影響する

Googleは明言していないですが、クリック数はGoogleの検索結果のランキングに間接的に影響すると考えます。

多くのユーザーがクリックして、長時間滞在するサイトは、有用なコンテンツを提供していると判断され、順位が上がる傾向があります。

例えば、あるキーワードで8位に表示されているサイトがあるとします。

このサイトのタイトルやメタディスクリプション、アイキャッチ画像などが非常に魅力的で、多くのクリックを獲得できたとします。

結果、ユーザーがそのサイトに流入し、長時間滞在したり、回遊した場合そのページは有益な情報があるとGoogleから判断されるでしょう。

そのため、Google検索結果上でもユーザーがクリックしたくなるように、最適化する必要があります。

まとめ/SEO対策でお悩みの方はデジタリフトにご相談ください

SEOにおいて、検索順位とクリック率(CTR)は密接に関連しています。

高い順位を獲得することでCTRは向上しますが、同時に魅力的な検索結果表示を作ることで、CTRを向上させ、結果として順位も上げることができます。

もし、CTRが平均CTRよりも低い場合、順位が下落してしまう可能性もあります。

そのため、ページのCTRを確認し適切な対処をしましょう。

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