リスティング広告の種類とそれぞれの違いについて解説!自社に向いているのはどれ?

「リスティング広告を使って宣伝したいけど、実際にどんな種類があるのか分からない…」

このようなお悩みを抱えている担当者の方、少なくないと思います。実際、リスティング広告といっても様々な種類があるので、各広告媒体について正確に把握しておくことがリスティング広告運用で重要です。

本記事では上記のお悩みを解決するべく、リスティング広告の種類について詳細を解説していきます。
リスティング広告の種類について知りたい方、これからリスティング広告運用を行いたい方は、ぜひ最後までご覧になってください。

また、リスティング広告の全体像を掴みたいという方は、「【初心者必見】リスティング広告とは?仕組みから運用方法まで解説」の記事をぜひご覧ください。

また、「リスティング広告のでより成果を出していきたいという方」は、下記も合わせてご覧ください。よくある設定ミス9つの事例からリスティング広告の改善に取り組むポイントを解説しております。

目次

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索エンジンの上部・下部に表示されるWeb広告になります。
たとえば、Googleで「東京 リスティング広告」と検索すると、下記の画像のようにリスティング広告が表示されます。

リスティング広告には「広告」というマークが付いており、通常の検索結果(自然検索)と区別できる形です。
リスティング広告は検索キーワードによって表示される広告内容が変わってきます。

これはリスティング広告がキーワードごとに出稿されているためです。
リスティング広告は検索キーワードに合わせて広告を表示できる分、ユーザーの検索ニーズを満たしやすいです。
検索結果の目立つ部分に掲載できる点も、リスティング広告の強みといえるでしょう。

リスティング広告の種類はこの5つ!

リスティング広告の種類として、下記の5つが代表例として挙げられます。

  • Google広告
  • Yahoo!広告
  • indeedスポンサー求人広告
  • レモーラリスティング
  • JWord

それぞれ詳細を確認していきましょう。

Google広告

Google広告は、Googleの検索エンジンに表示できるリスティング広告です。

Googleは世界・日本で最も利用されている検索エンジンです。
リスティング広告を運用したい場合、Googleのリスティング広告は外せません。
Googleのリスティング広告では、ターゲティング機能を使って広告配信先を細かく絞ることができます。
宣伝したい商品・サービスに合わせて広告配信先を絞れるので、費用対効果の高い広告運用を実現しやすいです。

またGoogleのリスティング広告では、広告予算を自由に設定できます。
自社の広告予算に合わせて無理なく運用できる点も、Googleのリスティング広告のメリットです。

Yahoo!広告

Yahoo!広告は、検索エンジンのYahoo! JAPAN上で表示できるリスティング広告になります。

Googleと比べるとYahoo!の利用者数は少ないですが、Googleが登場する前は日本でシェアNo.1だった検索エンジンでもあります。
40代以上の年齢層を中心に、今も根強くYahoo!を利用している人も少なくありません。

Yahoo!のリスティング広告でも、Google広告と同様にターゲティングで配信先を絞れます。
また広告予算も自由に決められるので、広告予算の管理も行いやすいです。
Googleのリスティング広告と合わせて、Yahoo!のリスティング広告も押さえておきたいところです。

indeedスポンサー求人広告

indeedスポンサー求人広告とは、求人掲載サイトのindeedで掲載できる有料求人広告です。

indeedと聞くと、無料で求人広告を掲載できるイメージが強いかもしれませんが、実は有料で求人広告を掲載することも可能です。

indeedスポンサー求人広告を利用することで、ユーザーが検索したキーワードに応じて求人広告を掲載することが可能です。
通常の検索だと、求人の掲載日や掲載期間などによって表示場所が後ろのページになりやすいですが、スポンサー求人広告を使うことで前方のページに広告掲載をしやすくなります。

ただし、indeedスポンサー求人広告では「最上位での広告表示」という概念がありません。
スポンサー求人広告を使っても検索結果の最上位に表示されない点、留意しておきましょう。

レモーラリスティング

レモーラリスティングは、Google・Yahoo!のリスティング広告に次いで国内第3位の規模を誇る検索連動型広告サービスです。

NTTコミュニケーションズの子会社であるクロスリスティングが運営しています。
レモーラリスティングの主な広告配信先サービスは下記の通りです。

  • goo
  • BIGLOBE
  • nifty
  • OCN

Google・Yahoo!のリスティング広告と比べると、どうしても検索規模の面では劣ってしまいます。
その代わり、広告掲載の競合が少ないため、低予算でも広告表示を狙いやすい点が強みになります。
Google・Yahoo!で思うように広告表示回数が確保できない場合に、おすすめのリスティング広告配信サービスです。

JWord

JWordとは、GMOグループに所属するGMOインサイトによって提供されている検索サービスです。
JWordでは提携している検索サービスの検索結果を一括して表示させることが可能です。
現在、JWordでは下記の検索サービスと提携しています。

  • Yahoo! JAPAN
  • So-net

JWordではリスティング広告サービスも提供されています。
提携先の検索サービスにおいて、JWord広告を表示することが可能です。

JWord広告では1キーワードにつき1社のみの広告掲載となっており、キーワード登録を独占できる点が強みです。
広告費に関しても年間契約の固定料金制となっており、費用の見通しが立てやすい点もメリットになります。
Google広告・Yahoo!広告運用の補助的なリスティング広告として、有用なリスティング広告媒体です。

リスティング広告でおすすめの種類はGoogle広告とYahoo!広告

ここまでリスティング広告の種類について解説してきましたが、上記の種類の中でおすすめしたい広告媒体は「Google広告」と「Yahoo!広告」です。
Google広告とYahoo!広告をおすすめする理由として、下記の2点が挙げられます。

  • GoogleとYahoo!の利用シェアを合わせると「90%以上」
  • 少額でも手軽に広告運用をスタートできる

リスティング広告を活用してどのような効果を得られるのか知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
リスティング広告のメリット12個とデメリット8個から最大化する方法まで解説!

おすすめな理由1:GoogleとYahoo!の利用シェアを合わせると「90%」以上

GoogleとYahoo!の利用シェアを合わせると、国内で90%以上を超えてきます。
Google・Yahoo!のリスティング広告を併用すれば、90%以上のネットユーザーに対して広告を配信できる形です。

利用シェアが大きければ、自社商品・サービスに興味を抱くユーザーも自然と多くなります。
またターゲティングを活用することで、広告配信先のユーザーを絞れる点も、Google広告・Yahoo!広告の強みです。

リスティング広告を運用する上で、Google広告・Yahoo!広告の利用は必須といっても良いでしょう。

おすすめな理由2:少額でも手軽に広告運用をスタートできる

少額でも手軽に広告運用をスタートできる点も、Google広告・Yahoo!広告のメリットです。
極端な例になりますが、1日あたり数百円ほどの広告予算で運用することもできます。
1日単位で広告予算を設定することもできるので、日によって広告予算を変えたい場合でも柔軟に対応できます。

ただし、リスティング広告の掲載頻度は設定した広告予算によって変わってきます。
予算が少ないと広告掲載の頻度も少なくなるため、広告の掲載回数と予算のバランスを取りながら調整していくことが必要です。

リスティング広告にどのくらいの費用をかければいいのかわからないという方は、下記の記事をご覧ください。
【2022年最新版】リスティング広告の費用相場はどのくらい?予算の決め方まで解説!

Google広告とYahoo!広告の違いを紹介

Google広告とYahoo!広告のリスティング広告の違いとして、まずは各検索エンジンの利用者層の違いが挙げられます。Googleの場合、利用者層は20代~40代の年齢層が中心で、比較的若いユーザーが多い傾向にあります。

これに対して、Yahoo!の利用者層は40代~60代が多いです。現在の40代~60代の人は、検索エンジンとしてYahoo!を利用していた過去があるため、Googleが登場した現在においてもYahoo!を根強く利用している人が一定数います。

Google・Yahoo!のリスティング広告は、両者ともターゲティング機能によって広告配信先を絞れますが、商品・サービスのターゲット層が多い媒体を使った方がより効率的に広告配信を行えます。
若い世代をターゲットにする場合はGoogle、40代~60代の年齢層をターゲットにする場合はYahoo!といった具合に、リスティング広告を使い分けるのがおすすめです。

Googleのリスティング広告の種類

Googleのリスティング広告は、大きく分けて下記の2種類に分かれています。

  • 拡張テキスト広告
  • レスポンシブ検索広告

拡張テキスト広告

拡張テキスト広告とは、広告見出しが3つ、説明文を2つ設定できるリスティング広告です。

以前のテキスト広告では、広告見出しが2つ、説明文が1つまでの形式でした。ただ、近年はテキストでより多くの情報を記載できるよう、広告見出し3つ・説明文2つの形式になっています。

広告見出し2つは必ず表示する必要がありますが、見出し3つ目は任意となっています。
1つの広告見出しにつき30文字まで記載可能です。
ユーザーの興味関心を惹くよう、広告見出しを設定していくことがリスティング広告運用で重要になってきます。

また説明文に関しては、90文字まで記載可能です。
広告見出しで伝えきれなかった情報を説明文で補足する形で利用します。
ただ、見出しと比べると文字が小さいため、ユーザーが内容をすべて読んでくれるとは限りません。
あくまでも見出しで伝えたい情報を記載した上で、説明文を利用するようにしましょう。

レスポンシブ検索広告

レスポンシブ検索広告は、複数パターンの広告見出し・説明文を使った広告形式になります。
最大で15個の広告見出し、4個の説明文を登録可能です。組み合わせは、検索キーワードに応じて抽出される仕組みです。
検索キーワードと関連性の高い組み合わせを自動的に選んでくれるので、自身で組み合わせを考える必要がありません。

ただし、各広告見出し・説明文の内容が被らないよう設定する必要があります。
内容が被ってしまうと、最適な組み合わせパターンが抽出できないケースも生じてくるので要注意です。

Yahoo!のリスティング広告の種類

Yahoo!のリスティング広告は、下記の2種類に分かれています。

  • 拡大テキスト広告
  • レスポンシブ検索広告

拡大テキスト広告

Yahoo!広告の拡大テキスト広告では。3つのタイトル(広告見出し)と、2つの説明文を表示させることが可能です。
2020年8月20日より現在の形式に変更されており、実質的にGoogleの拡張テキストと同じ広告フォーマットとなっています。

3つ目のタイトルと、2つ目の説明文は任意項目で、必ずしも記載する必要はありません。
タイトルは30字以内、説明文は90文字以内であれば自由に記載が可能です。

レスポンシブ検索広告

Yahoo!のリスティング広告では、以前はレスポンシブ検索広告のフォーマットはありませんでしたが、2021年5月12日からレスポンシブ検索広告を利用可能になりました。
Google広告のレスポンシブ検索広告と同様に、複数の広告見出し・説明文を組み合わせて表示することが可能です。

Yahoo!のレスポンシブ検索広告では、下記の通りタイトル・説明文の入稿数が決まっています。

タイトル:最小で3件、最大で15件

説明文:最小で2件、最大で4件

拡大テキスト広告と同様に、タイトルの最大文字数は90字、説明文の最大文字数は90字です。

Google広告とYahoo!広告どちらが自社に向いているのか

Google広告とYahoo!広告、どちらが自社に向いているか判断するのが難しいケースも多いと思います。
実際、広告の配信面では両者ともに機能にそこまで差はありません。
まずは商品・サービスのターゲットユーザーの年齢層によって使い分けるのが最善でしょう。
若い年齢層がターゲットであればGoogle広告、40代以上の年齢層であればYahoo!広告といった具合に使い分けるのがおすすめです。

ただ、実際に広告運用をしてみないとユーザーの反応が分からない面もあります。
最初は、Google広告とYahoo!広告を併用して運用するのもおすすめです。
ユーザーの反応が良い広告媒体に最終的に絞っていけば、着実に費用対効果の高いリスティング広告運用を行えます。

【まとめ】自社に合ったリスティング広告の種類を活用しよう

リスティング広告の運用で成果を出すためには、自社に合ったリスティング広告の種類を選択することが重要です。
本記事で紹介したリスティング広告の種類を参考にして頂き、自社に合ったリスティング広告を選択してみてください。

リスティング広告のどの種類を選べば良いか迷ってしまう場合は、まずはGoogle広告・Yahoo!広告の運用をおすすめします。
Google広告・Yahoo!広告を併用すれば、ネットユーザー全体の90%のユーザーを対象に広告を配信可能です。
広告予算も自由に設定できるので、広告予算に限りがある場合でも無理なく運用を進められます。

Google広告・Yahoo!広告を運用するには、まずはアカウントの開設が必要です。
これを機に、Google広告・Yahoo!広告のアカウントを開設してもらい、ぜひ運用を進めてみてください。

また、「リスティング広告のでより成果を出していきたいという方」は、下記も合わせてご覧ください。よくある設定ミス9つの事例からリスティング広告の改善に取り組むポイントを解説しております。

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この記事を書いた人

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