- サブドメインの概要
- サブドメインのSEO効果
- サブドメイン利用の注意点
- サブドメインとサブディレクトリの使い分け
新しくメディアやブランドサイトを立ち上げる際に、サブドメインを利用すべきか、サブディレクトリを利用すべきか分からず悩むこともあるでしょう。
適切な選択ができないと、後にサイト運用にも影響が出る可能性もあります。
そこで、本記事では「サブドメインの扱い方」をテーマに「サブドメインのSEO効果」や「サブディレクトリとの使い分け」などを解説します。サブドメインの利用についてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
本記事より詳しく「SEO記事の作成方法を学びたいという方」は、下記も合わせてご覧ください。48ページのスライドで弊社の持つ記事作成のノウハウを公開しております。⇒【最新SEO情報】直近のアルゴリズムから検索上位を獲得するため記事作成手法を詳しく解説(無料)
サブドメインとは?
サブドメインとは、1つのドメインを用途に分けて、分割して使用したいときに設定できるドメインのことです。
「〇〇〇.com」をメインドメインとしたときに、「□□.〇〇〇.com」の様に設定できます。
たとえば、Amazonは、サービスによってメインドメインとサブドメインを使い分けています。
- メインドメイン:「https://www.amazon.co.jp/」
- サブドメイン:「https://music.amazon.co.jp/」
サブドメインは、メインドメインから独立したコンテンツを展開したい場合に使用されます。
メインドメインのサイト評価やブランド力を引き継いで使用できるため、新たな用途でサイトを開設したい場合に有効です。
しかし、メインドメインとは別のドメインとGoogleからは認識されるため、トラッキングを詳細に追いたい場合は、解析ツールの設定が必要です。
サブドメインとSEOの関係は?
前述のとおり、サブドメインはメインドメインの評価を受け継げるため、新たにドメインを取得するよりも少ないコストでサイトの流入数やコンバージョンを確保しやすいです。一方で、サブドメインの設定自体にSEO効果はないとGoogleからも明言されています。ただし、サーチコンソールを確認するとサブドメインは内部リンクとして認識されているため、サブドメインサイトに集まった被リンクの効果が内部リンクとして、メインドメインサイトに良い影響を与えている可能性は否定できません。
また、ドメイン名に関してもSEO効果ありきで設定すべきではありません。あくまで、ビジネスの用途や目的に最もマッチする名前を設定することをGoogleは推奨しています。
サブドメインを設定する際は、自社ビジネスにとって何がベストなのかを考えて、使用の可否やドメイン名を設定するようにしましょう。
SEO対策を行う上で、クローラーに正しくページの情報を伝えられているかは非常に重要です。そのために内部対策が必要です。「内部対策が正しく行えているかわからない」「内部対策を行いたいが何からすればいいかわからない」といったお悩みの方は「SEO内部対策3点セット」を参考にしてください。
サブドメイン使用時の注意点
サブドメインは、メインドメイン評価を受け継げます。これは良い評価だけではないことは留意しておきましょう。
また、メインドメインとサブドメインは別々のドメインとして認識されます。
そのため、メインドメインからサブドメインのサイトへの遷移などを詳細に追いたい場合は、解析ツールでの設定も必要です。
サブドメインサイトを運用する際は、以下の2点を注意しましょう。
- お互いのサイトのマイナス評価も受け継ぐことを考慮する
- GA4でクロスドメイントラッキングを設定する
メインドメインのマイナス評価も受け継ぐことを考慮する
サブドメインはメインドメインのサイト評価を受け継ぎますが、良い評価だけではありません。ペナルティなどのマイナス評価を受け継ぐことになります。すでに、マイナス評価を受けている場合は、サブドメインの設定自体をよく考える必要があります。また、設定後に受けた影響もサブドメインに作用することになるので、メインドメインを運用していく中でマイナス評価を受けた場合は、サブドメインにも悪影響が及ぶことを理解しておきましょう。
GA4のクロスドメイントラッキングを設定する
サブドメインはメインドメインと別々のドメインとして認識されます。そのため、クロスドメイントラッキング設定をしないと流入経路やランディングページの計測が正確にできなくなります。
必ず設定しないといけないわけではありませんが、ドメイン間でのユーザー遷移を正確に把握したい場合は設定すべきです。
以下がGA4での設定手順です。
- 「管理」から「データストリーム」をクリック
- Googleタグ内の「タグ設定を行う」をクリック
- 「ドメインの設定」の部分でクロスドメイントラッキングしたいドメインを追加する
本記事より詳しく「SEO記事の作成方法を学びたいという方」は、下記も合わせてご覧ください。48ページのスライドで弊社の持つ記事作成のノウハウを公開しております。⇒【最新SEO情報】直近のアルゴリズムから検索上位を獲得するため記事作成手法を詳しく解説(無料)
サブドメインとサブディレクトリの違い
サブドメインとサブディレクトリの違いは大きく2つに分けられます。
- 用途の違い
- 特徴の違い
用途の違い
サブドメインとサブディレクトリは、向いている用途が違います。
サブドメインの用途 | サブディレクトリの用途 |
---|---|
社名や既存ブランドを使って新たなブランドを展開する | 自社ブランドの同一ビジネスの中で展開する |
サブドメインは、自社の既存ブランドを活用しながら新たなブランドを立ち上げたい場合に向いています。
たとえば、和食店が新たに系列店としてフレンチレストランを始める場合には、サブドメインを活用すべきです。
一方で、サブディレクトリは、既存ブランドの中で新たなビジネスやサービスを展開したい場合に利用します。
たとえば、デジタリフトが新しくSEOプランを始める場合は、サブドメインを活用すべきです。
特徴の違い
サブドメインとサブディレクトリ間では、メインドメインの影響度により特徴の違いもあります。
結論、サブディレクトリの方がメインドメインの影響は強いです。
サブドメインは、評価を引き継ぎはしますが、あくまで別ドメインとして扱われます。
この影響度の違いによってそれぞれ特徴に違いがあります。
サブドメインの特徴 | サブディレクトリの特徴 |
---|---|
ドメイン取得費用が抑えられる | メインドメインのコンテンツ数が増える |
ブランドを活用できる | 被リンクの効果がメインドメインに影響する |
メインドメインの評価を引き継げる | 管理がしやすい |
サブディレクトリはメインドメイン配下に設置するため、影響をダイレクトに受けられます。
そのためサブディレクトリ内のページ数や受けた被リンクの影響がメインドメインに直接影響します。一方で、メインドメインからのテーマから逸れてしまう内容だと評価を下げてしまうリスクもあります。
サブドメインは、メインドメインの評価を受け継ぎながら別のテーマでコンテンツを展開できます。ドメイン名でメインドメインのブランドを活用でき、知名度が高いメインドメインであれば、サブドメインサイトの育成コストを抑えつつ、アクセスや成果を確保できます。
これらの特徴の違いも考慮に入れて、どちらを使用すべきかも判断しましょう。
サブドメインとサブディレクトリの使い分けは運用方針で決める
ここまで、サブドメインとサブディレクトリに違いについて解説しました。どちらも特徴が異なるため、「どういうコンテンツ」を展開したいのかを軸にして決めるべきです。
たとえば、「水族館」の場合
- 自社ブランドを活かしつつ、新たに「ダイビング」事業を展開しサービスサイトを立ち上げたいならサブドメイン
- 「おさかな図鑑」のようなコンテンツを展開したいならサブディレクトリ
サブドメインでは、直接的ではないが、関連性が見えるテーマで運用する場合に使います。
サブディレクトリは、メインテーマと関連性が高いコンテンツを整理しつつ展開するのに適しています。
それぞれ、運用面でのメリットの違いはありますが、「何を発信したいのか」をベースにどちらが適しているのかを判断することが重要です。
メインドメインがペナルティを受けている場合は新規ドメインの取得が有効
最後に、サブドメインよりも新規ドメインを優先して取得すべきケースについて解説します。
メインドメインが、複数回ペナルティ受けている場合は、新規ドメインを取得して新しくドメインを立てても良いでしょう。
複数回ペナルティ経験がある場合、回復リクエストの承認の審査が厳しく時間がかかる傾向があります。何回解除申請しても承認されないケースもあります。
解除されるように努力すべきですが、解除申請がどうしても通らない場合は、サブドメインでなく新規ドメインを取得しましょう。
まとめ/SEO対策でお悩みの方はデジタリフトにご相談ください
サブドメインに直接なSEO効果はありません。サブディレクトリとの使い分けを判断するうえで大切なことは、ビジネスの目的や方向性に合ったものを選択することです。
そのためには立ち上げるサイトのテーマを明確にする必要があります。方向性を考えたうえで、サイトの運用方法を決めていきましょう。
【無料】資料ダウンロード
3分でわかるSEOコンサル資料セット
資料でわかること
- SEOサービスの利用料金
- デジタリフトが成果を出せる理由
- SEO支援サービスの進め方とサービス詳細
- なぜ今SEO対策に取り組むべきなのか