ページの表示速度は、Googleが公式でランキングに影響すると発表している重要な要素です。ページの表示速度が遅いサイトは、表示速度が早いサイトに比べてSEO上不利になりますし、上位表示を目指すなら無視できない要素のひとつです。
この記事では自分のサイトの表示速度を調べる方法や、実際に表示速度を改善するための方法について解説します。すぐに使える対策もご紹介するので、ぜひ施策として取り入れてください。
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ページの表示速度はSEOの評価に影響する
前提として、ページの表示速度はSEOの評価に関わる要素のひとつです。2018年7月のアップデートで、ページの表示速度がモバイル版の検索でランキング要素として使用されることになりました。
公式でもランキング要素に使用すると明言されていますが、これ以外にもGoogleが掲げる10の真実にも「遅いより速いほうがいい。」と記載されており、ユーザーに情報を届ける際に、いかに早く情報を渡すかを大事にしていることがわかります。
もちろん、順位は表示速度以外にもさまざまな要素で決定しますが、単純にサイトを閲覧するうえで表示速度が遅いことはユーザーの離脱を招く可能性もあり、仮に順位が高くても気にかけるべきです。
参考リンク:https://developers.google.com/search/blog/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search?hl=ja
表示速度改善の効果
まずは表示速度改善の効果をまとめます。SEOの評価としての側面以外にもいくつか効果が考えられます。
SEO評価が上がる
表示速度の改善でSEOの評価が向上します。前述のとおり、Googleが公式でランキング要素として使用していると明言しています。
公式の情報では、「対象となるのは、ユーザーがかなり遅いと感じるようなページのみで、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。」と記述されています。弊社にもSEOのご相談をさまざまいただきますが、体感で表示速度が遅いと感じるサイトは多くあります。
原因はそれぞれあるのですが、実際の体感で遅いと感じられる場合はSEOへの影響がかなり大きいと考えられます。SEOは相対評価なので、表示速度以外の要素で競合サイトに勝っていても、遅い表示速度が原因で上位を取られてしまうことも十分にありえる話です。
競合サイトと比較した際に、一番早い状態を目指す必要はありませんが、もし体感で遅い状態なら対策を行う必要があります。
UXの向上
表示速度が早いとUXが向上します。UXとは「ユーザーエクスペリエンス」、つまり、サイトを閲覧を通してユーザーが得る体験のことです。若干乱暴な説明ですが、サイトの使いやすさ、というとわかりやすいと思います。
UXについては表示速度以外の要素もたくさんありますが、表示速度が遅いことでUX=サイトの使いやすさを損ねることは想像に難くないはずです。日々さまざまなサイトを閲覧していて、表示速度が遅いために途中で諦めて離脱した経験は、おそらく誰もが持っているものでしょう。
UXの話になると表示速度よりもう少し広い範囲の話になりますが、表示速度ももちろん絡んできます。優れたUXを担保するためにも表示速度には気を使うべきです。
離脱を防げる
表示速度が改善するとユーザーの離脱を防げます。UXの項でもお伝えしましたが、表示速度が遅いために離脱した経験が一度は必ずあるはずです。表示速度が遅いことはユーザーの離脱を促す結果になります。
少し古いデータですが、Googleの調査によると表示速度が1秒→3秒に増加すると直帰率が32%増加、5秒で90%、6秒で106%、10秒になると123%まで増加するというレポートがあります。モバイルページの場合ですが、表示に3秒以上かかると53%のユーザーが離脱しています。
当たり前ですが、離脱が増えることでPVや閲覧時間は悪い影響として減ってしまいますし、コンバージョンにも響いてきます。サイトのパフォーマンスに直結する要素なので、やはり表示速度はサイト運営にとって重要な要素です。
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ページ速度を確認するには?
ページ速度を確認するにはツールを使用します。いくつか存在しますが、ここでは代表的なものをご紹介します。まずは自分のサイトの現在地を知る意味でも、早速確認してみると良いでしょう。
Page Speed Insights(ページスピードインサイト)を使う
最もオーソドックスな方法がPage Speed Insights(ページスピードインサイト)を使う方法です。
参考リンク:https://pagespeed.web.dev/
上記のURLにアクセスして、分析したいページのURLを入力しましょう。「分析」ボタンをクリックすると、対象ページのさまざまな情報が表示されます。
上部に表示されているのはコアウェブバイタルと呼ばれる指標で、ページの読み込みパフォーマンス、インタラクティブ性、視覚的安定性に関する実際のユーザーエクスペリエンスを測定する一連の指標になっています。主なものを簡単に説明します。
- LCP(Largest Contentful Paint):そのページ上で最も大きなコンテンツを表示するのにかかる時間
- INP(Interaction to Next Paint):ユーザーのクリックやタップからページが視覚的に反応するまでの時間
- CLS(Comulative Layout Shift):ページの読み込み中に発生するコンテンツレイアウトのずれ
それぞれ緑のゾーンに収まっているのが理想です。
下部には表示速度を数値化したものが記載されています。この「パフォーマンス」の数値が高いほど表示速度のスコアが良いです。
さらに下の「診断」部分では表示速度の低下につながっている要素を割り出してくれています。基本的にはこの診断部分で指摘された要素を改善すれば表示速度は改善します。
URLごとの診断になるので、ページ単位での分析や改善に向いています。
Googleサーチコンソールを使う
サーチコンソールにもページ速度のレポートがあります。こちらはサイト単位でどの程度速度が遅いページがあるのかを示してくれます。サーチコンソールにログイン後、左サイドバーの「ウェブに関する主な指標」で確認できます。
参考リンク:https://search.google.com/search-console/about
ここで「改善が必要なURL」として抽出されたものを対象に、Page Speed Insightsで確認していくと良いでしょう。
以前はGoogleアナリティクス(UA)でも確認できましたが、GA4に移行してから少し特殊な設定を踏まなければ閲覧できなくなりました。設定が若干難しめなのでここでは割愛します。
表示速度を改善する方法
ここからは表示速度を改善する方法をいくつか解説します。今日から対応できる項目もあるので、実際にPage Speed Insightsなどで診断がある場合は試してみてください。
画像を圧縮して軽量化する
最も簡単で、かつ効果的な対策です。意外に対策できていないサイトが多いです。
画像のファイルサイズを圧縮して、ページ閲覧時の画像の読み込み時間を軽減します。圧縮率を考える必要がありますが、人間の目にはほぼわからないレベルで圧縮をかけてもファイルサイズはかなり小さくできます。
また、使用できる環境ならば画像フォーマットをWebP(ウェッピー)に変換してしまうのも有効です。WebPは従来のjpgやpngなどの画像ファイル形式に比べて高い圧縮率でかつ画像としての品質も担保できる、比較的新しい画像ファイル形式です。近年では対応しているブラウザも圧倒的に増え、実際に使用しているサイトも多く見かけるようになってきました。
WebPへの変換はツールを使用して行い、既存の画像ファイルと差し替える必要があります。もしWordPressなどを使用しているなら、画像の枚数にもよりますが、プラグインを使用すると簡単に変換、差し替えが行えます。
参考リンク:https://ja.wordpress.org/plugins/webp-converter-for-media/
画像の遅延読み込みを実装する
こちらも画像関連ですが、遅延読み込みを実装すると表示速度の向上が期待できます。サイトの閲覧開始と同時に、すべての画像ファイルを読み込もうとすると表示速度が遅くなってしまいます。これを回避するために画像の遅延読み込みを行います。
具体的にはその画像が表示されるエリアにブラウザの画面がスクロールされると、表示エリアの画像が読み込まれる方式に変更します。
実装方法としては、画像のimgタグにloading=”lazy”を付与するなどで対応します。こもしWordPressを使用しているなら、バージョンが5.5以降であれば、画像の幅と高さにあたるwidth、heightを設すると自動で対応してくれます。これ以外にもいくつか方法がありますが、どちらかというとエンジニア向けの情報になってしまうので、本記事ではここまでにとどめておきます。
もしWordPress使用ならプラグインで対応してしまうのが早いでしょう。
参考リンク:https://ja.wordpress.org/plugins/autoptimize/
ブラウザキャッシュを設定する
ブラウザキャッシュの設定も表示速度の改善に役立ちます。ブラウザキャッシュとは、一度アクセスしたWebページのデータを一時的にブラウザ内に保存するものです。キャッシュを設定していれば、再度アクセスした際にキャッシュから読み込まれるため、データの再読み込みを行わずに短時間でページが表示されます。
もしキャッシュを設定していない場合はアクセスするたびにデータの読み込みが発生するため、表示速度は早くなりません。また、キャッシュには保持期間を設定できますが、保持期間が短いとキャッシュの保存がされないため、やはり再読み込みが発生して表示に時間がかかってしまいます。
キャッシュの保持期間は少なくとも1週間、コンテンツの内容に応じて最大1年間程度で設定するのがおすすめです。
設定の方法は「.htaccess」ファイルにキャッシュを保持する期間を書き込むのが一般的な方法ですが、このファイルは記述方法を間違えるとサイトが表示されないなどの不具合が発生する場合があります。設定する際には、必ずエンジニアなど知識のある方に依頼するのが安全です。
参考リンク:https://developers.google.com/speed/docs/insights/LeverageBrowserCaching?hl=ja
不要なCSSやJavaScriptを軽くする
CSSやJavaScriptなどのサイトの表示に使用されているファイルを軽くすると、表示速度の改善につながります。書かれているコード内に不要な改行や空白があるなら削除する、記述が複雑化しているコードは簡略化して記述するなどで対応します。
こちらもソースコードの改変が必要になるため、知識のない人が触るとサイトの表示が崩れるなどの不具合が発生する可能性があります。もし実行するならエンジニアに依頼するなど、専門知識を持っている方に対応してもらいましょう。
gzip圧縮を実装する
gzip圧縮とは、サーバー上にあるテキストファイル(htmlやcssなど)を圧縮、ファイルサイズを小さくして配信するものです。サーバーとユーザーのPC間での通信データサイズを軽くして、表示速度を向上できます。
gzip圧縮はサーバーによっては利用できないパターンも存在します。実行する場合は、サーバーを管理している方に確認を取りましょう。
こちらもWordPressでの運用であればプラグインで対応が可能です。
参考リンク:https://wordpress.org/plugins/wp-http-compression/
代表的なプラグインをいくつか紹介しましたが、これ以外にもあるのでご自身の運用に合うものを探してみてください。
サーバーのスペックを上げる
ここまでに説明した項目を含め、考えられる原因を取り除いたうえで表示速度が改善されない場合は、サーバーのスペックに問題があるかもしれません。
ここでは細かい説明は省きますが、サーバーのスペックが低いと、結果的に表示速度が遅くなってしまいます。もちろん、画像ファイルや不要なコードを削除するとサーバーの負担は軽くできますが、スペックが低い場合には限界があります。
サーバーの問題は簡単にわかるものではないので、もしほかの施策を行ったうえで改善されない場合は専門家にみてもらうのが良いでしょう。
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Page Speed Insightsでのスコアの目安
多くの方はPage Speed Insightsを使用してスコアの確認を行うと思います。スコアの目安は、使用しているシステム等にもよるので難しいですが、PCで80以上、SP(モバイル)で50以上あたりを目安とするのをおすすめします。(弊社のサイトも遅い方ですが)
PC版はよほどの問題がない限り高いスコアが出ると思いますが、SP版は工夫しないとすぐに低い数値が出てしまいます。今までの経験から、10~30程度の数値で示されるケースはかなりあります。
重要なのはスコアより体感のスピードなので、表示や操作受付まで5秒かかる、とかでなければ低いスコアでも問題ありませんが、やはりスコアが低い場合は体感でも遅さを感じることが多いです。
体感では2秒程度を目指して表示速度を改善できると良いでしょう。
まとめ
表示速度はSEOの評価にも、サイトの使いやすさにも関わる重要な要素のひとつです。あまりにスコアが低いと順位にも影響しますし、仮に順位が高くても、表示速度が確保できないとユーザービリティが悪化し、離脱を増加させてしまいます。
表示速度はさまざまな要素が絡むので、改善は難しいですが、よく必要な修正として上がる項目を中心に解説しました。まずはどこに表示速度の問題があるかを特定し、内容によってはエンジニアなどの専門家に意見をもらいながら実際に改善に着手してみましょう。
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Googleの検索順位が下がる要因と対処法を解説
まずは、Googleの検索順位が下がる要因についてみていきましょう。対処法を考える前に「なぜ検索順位が下落してしまうのか」を理解しておくことで本質を理解することができます。
「今まさに検索順位が下がってしまっている」という方は、ぜひ下記の内容から、現在検索順位が下がってしまっている要因を見出していきましょう。
- ペナルティなどの内的要因
- 競合サイトの影響による外的要因
- コアアップデートによる影響
- 日々のアップデートによる影響
ペナルティなどの内的要因
検索順位が下がる要因1つ目は「内的要因」です。
この場合の内的要因というのは「自社サイトにネガティブ要素がありGoogleからの評価を下げている」ということになります。
SEO対策は必ずしもいい方向に働くわけでなく、ブラックハットSEOといわれるGoogleのガイドラインに違反したようなSEO対策をしてしまうと検索順位を下げてしまう恐れがあります。
では、検索順位が下がる内的要因とは具体的にどのようなものがあるのか見ていきましょう。
- サイト内に低品質コンテンツがある
- コンテンツが重複している
- 過度なSEO対策を行っている
- クロールやインデックスを制御している
- 不自然な被リンクや購入リンクにより手動ペナルティを受けている
サイト内に低品質コンテンツがある
Googleの検索順位が下がる要因として、低品質コンテンツを保有していることが挙げられます。
2023年1月12日にロールアウトが完了したヘルプフルコンテンツアップデートにより、「役に立たないコンテンツを保有するサイトの評価を下げる」といった仕様になりました。
従来 | 低品質コンテンツの影響は記事単体 |
今後 | 低品質コンテンツの影響はサイト全体 |
上記の表から、従来と比べて、低品質コンテンツが与えるネガティブな影響度が大きくなったことがわかるでしょう。
では、人の役に立たないコンテンツとは、どのようなコンテンツなのでしょうか。下記が低品質コンテンツの一例になります。
- 自動生成されたコンテンツ
- 競合サイトの情報をまとめただけのコンテンツ
- 無断で複製されたコピーコンテンツ
もし上記のような低品質コンテンツを保有している場合は「ユーザーファースト」を心掛けた丁寧なリライトを重ねていき、良質なコンテンツを作成することが対処法となります。手間はかかりますが、「ユーザーを起点とした」良質なコンテンツを作成していくことが重要です。
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コンテンツが重複している
コンテンツが重複している場合も、Googleの検索順位が下がる要因となります。
またコンテンツの重複には、サイト内部のコンテンツ重複とサイト外部のコンテンツ重複の2種類があります。
サイト内部の重複による影響
・同じテーマのコンテンツが2つ以上あると、1つ1つのコンテンツに対する評価が分散してしまう
外部サイトとの重複による影響
・コピーコンテンツと捉えられてしまい低品質コンテンツとして捉えられてしまう
サイト内部の重複を特定する方法と対処法①
サイト内部の重複を特定するには、Googleサーチコンソールを活用します。
上記のように、左のタブから「ページ」を選択し、「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」を確認しましょう。同じテーマで、重複しているページを特定することができます。
Googleから重複と判定されている場合には、コンテンツの統合やcanonicalタグを設定したりといった方法で重複を解消していきましょう。
サイト内部の重複を特定する方法と対処法②
また、重複の中には、同じテーマでなくても「同じ検索キーワード」を獲得していることもあります。その場合は、重複でインデックスされていないというわけではないので、上記の方法では特定できません。
その際には、下記のページを見てみましょう。
「検索パフォーマンス」→「ページ」を見ると、同一キーワードを獲得しているページを判別することができます。上記のキーワードでは、同一キーワードで4つのページが表示されていることがわかりました。
この場合の重複はケースバイケースなので、「どの場合でも対応できる対処法」はありません。ヒントとしては、descriptionを参考にすると良いでしょう。
どの部分が重複の原因となっているのかを分析し、丁寧にチューニングを重ねていくことが対処法となります。
外部サイトとの重複を特定する方法
ライティングを外部のライターに依頼している場合、自社が気づかない間に競合ページとの重複、つまりコピーコンテンツを作成されている場合があります。
外部サイトとの重複を特定するなら、コピーチェックツールを活用していくと良いでしょう。コピーチェックツールはいくつかありますが、今回は「CopyContentDetector」を紹介します。
①「調査対象テキスト」に文章を入れていきましょう。また、除外ドメインに自社のドメインを追加していきます。(追加しないと自社の記事も対象ページと捉えられてしまいます。)最後に、下部の「コピペチェックする」という緑のボタンをクリックします。
②数分後、サイト下部に下記のような表示がされるので、詳細表示と書いてある緑のボタンをクリックしましょう。
③下記のようなページに切り替わります。他ページとの類似率や一致率を提示してくれます。また、どのページと重複しているのかも提示してくれるので、どこのサイトのコピーコンテンツとなっているのかも判別することができます。
対処法としては簡単で、「CopyContentDetector」で競合サイトと重複していると判定された部分を解消することです。解消をしたら再度コピペチェックを行い競合サイトとの重複を解消できたのか確認していきましょう。
過度なSEO対策を行なっている
検索順位を上げるためにSEO対策を行うことは重要なことですが、過剰に行われたSEO対策は逆に検索順位を下げる要因となります。
たとえば、コンテンツの中に過剰にキーワードを使うといったものや、必要以上にキーワードを盛り込んだリンクなど挙げられます。最悪の場合、Googleからスパム認定されてしまい大きく検索順位を下げることになってしまうでしょう。
基本的に、Googleファーストの施策は良くありません。ユーザーファーストを意識して施策を回していきましょう。
クロールやインデックスを制御している
突然検索順位が圏外になった場合には、noindexタグを設定やrobots.txtの設定が誤っている可能性があります。
< noindexタグ >
インデックスの削除や、インデックスをしないことを検索エンジンに伝えるタグ
< robots.txt >
検索エンジンにクロールやインデックスの制御を命令するファイル
普段はいじることがないタグとファイルですが、サイト改修を行う際に誤って操作してしまう可能性があります。
もし、最近サイト改修をしてからいきなり検索順位が下がったり圏外になったという場合には、noindexタグとrobots.txtを疑いましょう。
noindexタグを確認する際には、Googleサーチコンソールを活用します。画面左のメニューから「ページ」を選択し、その後「noindexタグによって除外されました」の中身を見ることで確認することができます。
robots.txtを確認する際には、robots.txtテスターを活用します。確認したいプロパティを入力することで実際に公開されているrobots.txtの内容を確認することができます。
不自然な被リンクや購入リンクにより手動ペナルティを受けている
Googleから手動のペナルティを受けてしまうと大きく検索順位を下げる要因となります。
手動ペナルティとは、Googleの担当者が目で見て手動で行われるペナルティです。検索アルゴリズムにより自動で行われるペナルティに比べてペナルティの影響度は大きく、検索順位を大きく下げてしまう可能性が非常に高くなります。
< 自動ペナルティの影響 >
・インデックスの削除
・検索順位に表示されない
では、手動ペナルティを受けていないのかを確認方法を紹介していきましょう。手動ペナルティを受けていないか確認する際には、Googleサーチコンソールを活用します。
Googleサーチコンソールを開き、左のタブから「手動による対策」を選択します。上記のように「問題は検出されませんでした」と表示されていれば手動ペナルティはありません。
もし手動ペナルティを受けていたら、Googleから指摘されたポイントを改善する必要があります。実際にどのように手動ペナルティの解除するのか例を挙げて紹介していきます。
Googleから「外部からの不自然なリンク」が届いている
↓
GoogleサーチコンソールやAhrehsを使い不自然なリンクを特定する
↓
「リンク否認ツール」を活用しリンクを無効化する
↓
Googleサーチコンソールで再審査リクエストを送信する
競合サイトの影響による外的要因
Googleの検索順位は、絶対評価ではなく相対評価です。
そのため、競合サイトの検索順位が上がれば、自社サイトの検索順位は下がるので、競合サイトの影響を大きく受けることになります。
外的要因により検索順位が下がったのであれば、競合サイトよりも評価されるために、自社サイトをブラッシュアップさせていく必要があります。
競合サイトと自社の差分を見ていく際には下記のポイントを見ていきましょう。
- 競合サイトのコンテンツを確認
- 競合サイトの外部指標を確認
- 競合サイトの内部指標を確認
競合サイトのコンテンツを確認
自社よりも検索順位が高いページは、どのようなコンテンツなのかを確認していきましょう。
コンテンツを分析していく際には、定性面と定量面を見ていくと良いです。
定性面で見るべきポイント
- 画像や動画を活用しわかりやすいコンテンツとなっているか
- 見やすいUIになっているか
- 自社にしか書けない独自性が出せているのか
- 実際の数字やエビデンスを用いて説得力のある文章なのか
- テーマや見出しとマッチした文章になっているか
- 本当にユーザーの悩みを解決できる内容になっているか
etc…
定性面で見るべきポイントの例を6つほどあげました。上記で挙げた例は、定量的に測ることはできず、実際の検索順位にもどのくらいの影響度があるのかを読みにくいという側面はありますが、ユーザー行動を改善する大きな要因となります。
ユーザー行動を改善すると、Googleから「良いコンテンツ」だと評価されやすくなり、間接的に検索順位へ影響を与えていきます。
定量面で見るべきポイント
- 獲得しているキーワード数
- 獲得しているキーワードごとの検索順位
- 文字数
etc…
定量面では、獲得しているキーワード数や獲得しているキーワード毎の検索順位を確認していきましょう。競合サイトの獲得キーワード数や、獲得キーワード毎の順位を確認する場合には、ahrefsというツールがおすすめです。
定性面や定量面に関する競合サイトと自社の差分を分析することができたら、リライトを重ねていきましょう。リライトを重ねることで、ユーザーが求めるより良質コンテンツを作成することができます。
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競合サイトの外部指標を確認
次に、競合サイトの外部指標を確認していきましょう。外部指標を確認する際には、ドメインパワーとE-E-A-Tを見ていきます。
ドメインパワー
ドメインパワーとは、Webサイトの強さを示す指標です。
ドメインパワーは数値として把握することができます。Moz社やahrefs社が提供するツールでは「DR(ドメインレーティング)」や「DA「ドメインオーソリティ)」といった指標をおき、数字が高ければ高いほどドメインパワーが強くなります。
2023年1月現在の検索アルゴリズムでは、ドメインパワーの数値が検索順位に大きな影響を与えます。たとえ同じコンテンツ内容だとしても検索順位に大きな違いがでてきてしまいます。
そのため、自社サイトとどのくらいドメインの強さに差があるのかを確認しておきましょう。
E-E-A-T
E-E-A-Tとは、Googleの検索品質評価ガイドラインで記載されている「ページ評価の重要項目」のとなっております。E-E-A-Tは具体的に下記の4項目となります。
E:Experience(経験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)
E-E-A-Tは、ドメインパワーとは異なり数値で測ることができないので、定性で判断することとなります。
見るべきポイントとしては下記のようになります。
- 信頼できるソースをもとに情報を発信しているのか
- どのような経験をしてきた人情報発信しているのか
- 専門家の監修がついているのか
- どのような事業を展開している企業が発信しているのか
etc…
競合サイトの内部指標を確認
最後に内部指標についてみていきましょう。
見るべきポイントとしては、Core Web Vitalsが挙げられます。
Core Web Vitalsとは、サイト上のユーザー体験を高めるための重要な指標です。Core Web Vitalsのスコアが高いほど、サイトが健全な状態だといえます。
Core Web Vitalsには、下記の3要素が挙げられます。
LCP:Largest Contentful Paint
└ページのヒョジ速度を測る指標
FID:First Input Delay
└ユーザーがページ内で最初にアクションを行った時の反応の速さを測る指標
CLS:Cumulative Layout Shift
└ページ内のレイアウトのズレを示す指標
Core Web Vitalsを測るには、PageSpeed Insightsというツールがおすすめです。
PageSpeed Insightsでは、自社サイトと競合サイトどちらも計測することができますし、どの部分を改善した方がいいのかといったヒントを与えてくれます。
コアアップデートによる影響
Googleは数ヶ月に1回アップデートを行います。
たとえば2022年では、5月26日と9月13日にコアアップデートがありました。また、2022年はコアアップデート以外にも細かなアップデートが複数回されております。
アップデートにより検索順位が変動を起こすことは少なくありません。アップデートの内容にマッチしていないサイトは、検索順位が下がる可能性が高いでしょう。
もし、アップデートがあったタイミングと検索順位が下がったタイミングが同じであれば、アップデートの影響が懸念されます。アップデートにより検索順位が下がったことが懸念される場合には、アップデートの傾向や内容を分析していく必要があります。
アップデートの分析〜改善をするには、下記のような流れで行っていくと良いでしょう。
公式サイトを確認し大枠の傾向を掴む
↓
検索順位が下落したページを特定し共有点を探る
↓
競合サイトで同じように下落したページを探し仮説の確度を高める
↓
競合サイトで検索順位が向上したページを特定し改善策を練る
日々のアップデートによる影響
Googleは、先ほど紹介した大きなアップデート以外にも細かなアルゴリズム変動も行っております。
そのため、小さな検索順位の変動は毎日のように繰り返しているので、小さな検索順位の下落は気にせず、一旦静観すると良いでしょう。
日々の小さな検索順位の変動を調整することは難しいですし、コアアップデートのようにどのようなアップデートなのかもわからないので、分析することもできません。
小さな検索順位の変動は、どのサイトでも起こっていることなので気にすることはないでしょう。
Googleの検索順位が下がった時は要素分解をして原因を探る
検索順位が下がった場合には、要因を特定していくことが重要になります。
要因を特定していくためには、まず検索順位が下がった範囲を特定していきましょう。「なんとなく全体的に下がっている」ではなく、具体的に見ていくことが重要になります。
①検索順位が下がった範囲を特定
└サイト全体なのか
└ディレクトリなのか
└特定ページやキーワードなのか
その次に、いつからどのくらい下がっているのかを特定していきましょう。その際に、下がっているサイトの傾向を掴めるとより原因を特定しやすくなります。
②検索順位が下がった時期を特定
└同時期に検索順位が下落したページはあるのか
最後に検索順位が下がった時期と同時期に、下落するような要因があったのかを確認していきましょう。
③検索順位が下がった時期に何があったのかを特定
└アルゴリズムはあったのか
└自社サイトの改修を行なっていないか
└競合サイトがリライトを行ったり新規ページを公開していないか
etc…
上記の流れで、検索順位が下がった原因を特定していきましょう。要因を特定することで、無駄な工数をかけることがなく検索順位を元に戻すことができます。
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下落した検索順位を回復させた成功事例を紹介
弊社のオウンドメディアで、一度下がった検索順位を向上させた成功事例を紹介していきます。
< 実際の数値 >
下落前の検索順位:13位〜15位
下落後の検索順位:圏外(10日ほど)
施策後の検索順位:3位
期間:1ヶ月
< 検索順位が下がった要因 >
・自社の他ページとの意図しない重複
< 検索順位を回復させるために行った施策 >
・他ページの重複している部分を特定
・重複している部分をリライト
< さらに検索順位を向上させるために行った施策 >
・独自性を向上させるためにリライトを実行
・分かりにくい部分に画像や図解を挿入
・情報の網羅性を向上させ獲得キーワードの増加
・経験を活かした事例を挿入
今回の例のように、なぜ検索順位が下がったのかを特定することができれば、検索順位を再度戻すことは難しいことではありません。
また、下がった検索順位を元に戻すことだけでなく、そこから検索順位を向上させていくことも重要です。下がった検索順位を元に戻した後、どのような施策を回していけばいいのか詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
検索順位を下げないためには小手先のテクニックに頼らない
本記事では、下がった検索順位を元に戻すための施策を解説してきました。ただ、検索順位が下がった時にどうしようと考えるよりも、検索順位を下げないという考えも持っておくと良いでしょう。
検索順位が下がらなければ、不要な工数や心理的ストレスを減らすことができますし、売上やリード数を保つことができるようになります。
検索順位を下げないようにするには、「小手先のテクニックに頼らずユーザー起点でのSEO対策を行うこと」です。
小手先でハックしようとするといつか下落してしまう
検索アルゴリズムの抜け道を見つけて、楽をして検索順位を向上させようとしたりハックを試みると、一時的に検索順位は向上するかもしれませんが、長続きはしません。
今までのSEOの歴史上小手先のテクニックはアップデートにより通用しなくなっていることが証明されています。
たとえば、2021年〜2022年の上期で流行した「サブディレクトリ貸し」が挙げられます。
< サブディレクトリ貸し >
ドメインパワーが高いサイトのサブディレクトリを別業者が間借りしてアフィリエイトサイトを運用すること。
ドメインパワーの強いサイト恩恵を受けたり、E-E-A-Tが重要になるクエリでは病院のドメインを間借りしてE-E-A-Tの恩恵を受けたりして検索順位を向上させることができていました。
ただ、「サブディレクトリ貸し」はユーザーのためになる本質的なSEO対策ではないですよね。
本質的なSEO対策ではないことから、Googleも対策をとり、2022年5月にロールアウトしたアップデートで「サブディレクトリ貸し」のサイトは大きく検索順位を下落させました。
「サブディレクトリ貸し」のように、小手先のテクニックに頼ってもいづれかは検索順位を下げることになってしまいます。
ユーザー起点でのSEO対策をしていく必要がある
検索順位を下げないためには、小手先のテクニックに頼らず「ユーザー起点」でのSEO対策をしていく必要があります。
Googleのアップデートは、ユーザーが快適に検索体験をするためものであるため、ユーザー起点でのSEO対策を行なっていくことで、アップデートの影響を受けにくくなるでしょう。
自社都合のサイトを作成するのではなく、自分がGoogleの開発者だったら、自社サイトはユーザーの役に立っていると判断するのか見直してみると良いです。
小手先のテクニックを行い1年も経たずに検索順位が下がってしまっては、SEO対策の旨味を得ることはできません。
検索順位が下がってお困りの方はデジタリフトに相談を!
本記事の内容をじっくりと読めばある程度の問題は解決できるとは思います。ただ、どうしても自社だけでは問題を解決できないということ少なくないでしょう。
例えば、「検索順位が下がる要因がいくつもあるのかはわかったが、自社だけでは原因を特定できない、、、」といったような悩みを今まで多くいただいております。
デジタリフトでは、「検索順位が下がった」というお困りに対して、SEOコンサルティングという形で、検索順位を向上させるサポートをしてきました。
デジタリフトでは、SEO対策のコンサルティングから記事作成代行までのご支援をさせていただいております。今までBtoB企業~BtoC企業まで幅広くご支援をさせていただいた経験を活かして、「スピーディに」SEOの成果を出すことにコミットさせていただいております。
その中でも、記事制作代行サービスに関しては、「低価格」で「高品質な記事」を「クライアント様の手間いらず」で作成させていただいており、多くのオウンドメディアで成果を出すことに成功しております。
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