INTERVIEW

城所 秀征

INTERVIEWINTERVIEWINTERVIEW

KIDOKORO SYUSEI

「このままでいいんだっけ?」順風満帆なキャリアを嫌うコンサルタントの、ストリートスマートなキャリア

ブランドメディア事業部SEO 城所 秀征

「このままでいいんだっけ?」順風満帆なキャリアを嫌うコンサルタントの、ストリートスマートなキャリア

「このままでいいんだっけ?」順風満帆なキャリアを嫌うコンサルタントの、ストリートスマートなキャリア

銀行への内定を獲得するも、順風満帆すぎて大学を中退。飲食業界に飛び込み、自ら休みなしで働き続けて執行役員に。しかし、コロナ禍で売上が激減して、知識ゼロからWeb制作のフリーランスとして独立……。

DIGITALIFTのSEOコンサルタント・城所秀征は、近くで働く社員の目から見ても、現在進行形で異色のキャリアを歩み続けています。

SEO事業部の成長を牽引する城所ですが、「会社の成長よりも、自分の成長を大切にしている」と語ります。はたして、その発言の真意とは……?

城所の仕事論を紐解き、第二の柱として成長するSEO事業部の変遷をたどりながら、DIGITALIFTという会社の中身を明らかにしていきます。

順風満帆な「つまらないキャリア」は願い下げ

DIGITALIFTのSEO事業部を牽引する城所さんですが、ファーストキャリアは飲食店だったと聞いています。
社会人になった当時は、Webの“ウ”の字も知らないアナログな人間でした。もっといえば、そもそも飲食店で働くつもりもなく、銀行から内定をいただいていたんですよね。過去の選択に後悔はひとつもありませんが、なにもかもが予定とは違う人生を歩んでいます。
Webと無縁の世界はおろか、すべてが想定外のキャリアなんて……。銀行で働く予定の学生が、なぜ飲食の世界に飛び込んだのでしょうか。
大学4年次には単位を取り終えていて、あとは「研究さえ終えれば卒業」というタイミングで内定もいただき、人生が順風満帆に感じてしまったんです。

順風満帆ってありがたいことなのですが、波風が立たない人生はそれはそれでつまらないような気がして、次第に別の選択肢を探すようになって。

そこでなにを思ったか、大学を中退してしまいました。将来的に起業したいという思いもあり、一刻も早く自分の力で稼ぐ経験をしたかったんだと思います。

結果的に飲食業界で働くことになりましたが、飲食業界に思い入れがあったわけではありません。たまたま縁があり、大手チェーンのフランチャイズ店舗を運営する会社で責任あるポジションを任せていただけることになり、そのまま入社することになりました。

具体的にどのような業務を担当されていたのでしょうか。
執行役員として入社し、4つの店舗のマネージングをしながら、自分自身も店頭に立っていました。いわゆるプレイングマネージャーですね。

飲食にこだわりがなかったとはいえ、仕事は楽しかったですよ。年間の休日が数日しかない過酷な労働環境でしたが、自らそれを望んで選び、がむしゃらに働いていました。

全国各地に結構な数のフランチャイズ店舗があるのですが、全国5位の昨対比を叩き出したり、そのノウハウを他店舗にも展開して売上を急激に上げたり、目に見える成果を出すこともできました。

振り返ってみれば、業界未経験の“外様”だったことが功を奏したのかもしれません。料理よりもスタッフに投資をする成長戦略や、運営マニュアルには存在しない独自の店舗づくりによって、選ばれるお店づくりに成功したんです。

チェーンの飲食店って、極論をいえばどこでもいいじゃないですか。軽くビールを飲んで帰りたければ、目に入った居酒屋に足を運びますよね。僕たちのお店は、「今日は焼き鳥を食べようか」「それとも刺身にしようかな」という中途半端な相見積もりに勝ち続ける工夫をしたことで、地道に売上をつくっていました。

働く業界は変われど、成果の方程式は変わらない

予定とは違うキャリアになったとはいえ、「自分の力で稼ぐ経験をしたかった」という思いを実現できていたんですね。どうして、Webの世界に転身されたのでしょうか?
そもそも一定の成果を挙げたら退職するつもりでいたのですが、最終的なきっかけはコロナ禍でしたね。経営が厳しくなり、新しい収益源をつくる必要性が生まれて、Web制作フリーランスとして独立しました。

そのときもWebの知識はゼロでしたが、事業成長のセンターピンを見つけたり、仮説検証を繰り返したりすることで、早期に成果を出すことには自信があったんですよね。

業界が変わろうとも、成果を出すための方程式は変わらないと理解していたので、飲食業界での経験を横展開して成長産業で働くことにしました。

ただ、専門かといえるほどの知識はありません。僕にあるのは独学で詰め込んだ付け焼き刃の知識だけだったので、役回りはPM的なポジションに限定し、営業と進行管理をメインに売上をつくっていました。数ヶ月前までは素人でしたが、月に100万円程度の利益が出ていましたね。

思いのほか早く成果が出たこともあり、より専門性を深めようと、今度はエンジニアのスクールに通いました。ただ、50万円の学費を払って分かったのは、適性がないということ(笑)。知識をキャッチアップすることは得意でしたが、ものづくりの才能はなかったんです。

さらにいうと、直接的に売上をつくることが好きだし、セールスやマーケティングのほうが特性や経験を生かせそうだったので、オンラインのマーケティングに方向性をシフト。なかでもSEOを集中的に学ぶことに決め、これもスクールに通って高速で知識をキャッチアップしました。

SEOは思いのほか水が合っていたようで、想定したよりも早く成果を出せるようになり、再びフリーランスとして独立。業務委託として一社に深く入り込む形で、SEOコンサルタントに転身しました。

綺麗事は言わない、機会は結果で勝ち取るもの

DIGITALIFTにはどのような経緯で入社され、現在はどのような業務を担当されているのでしょうか。
一緒に仕事をしていた上司が、DIGITALIFTに転職したんです。僕は彼についていく形で入社して、SEO事業部の立ち上げに参画しました。

当時はまだチームが完成しておらず、体系立てて営業をしたり、コンテンツを製作する体制が構築できていなかった時代です。とはいえ、SEOの引き合いは少しずつ増えていて、早急に体制を立て直す必要がありました。

当時の僕の役割はリードの獲得と商談、コンサルティングとコンテンツ製作の一部……なので、すべてですね(笑)。自分も手を動かしながら、ナレッジを組織に落とし込み、少しずつ組織をつくっていきました。

初期はアウトバウンドで案件を獲得し、獲得した案件で成果を上げることに注力していましたが、現在はインバウンドのお問い合わせが増えている状況です。既存案件でもしっかり成果が出てきたので、チームを拡大していくフェーズに突入しています。

かつては属人的だった業務スタイルが体系化されただけでなく、新たにインサイドセールス組織が立ち上がるなど専門性の分担もできつつあり、入社時と現在とでは景色がガラリと変化しました。

これまでは主力事業である広告を起点として発注していただくケースが多かったものの、SEOを起点とする依頼をいただくケースも増えています。

有体に話すと、「会社に貢献したい」というより「自分自身を成長させたい」という思いで働いているのですが、成長戦略の第二の柱をつくれていますし、結果的にDIGITALIFTの成長に貢献できているので、お互いにとっていい関係性だと思っています。
「会社への貢献」が一番のモチベーションではないんですね…?
綺麗事を言うつもりはなく、会社の成長への貢献は二次的なモチベーションであって、自分自身の成長をなにより大切にしています。
じゃあ会社はどこでもいいじゃん、と言われそうですが、そうは思っていません。自由に挑戦する環境を与えてくれるDIGITALIFTには感謝していますし、DIGITALIFTだからこそ成長できたと思える機会がすごく多いんです。先々のキャリアも考えていますが、フルコミットするつもりです。会社側も僕の考えを尊重してくれているので、お互いにとっていい影響を与えていける存在であれたらと思っています。

ネクストバッターズサークル、空いてます

最終的な目標があるうえで、それを実現する場所として、DIGITALIFTにはどのような魅力があると感じていますか。
自由度の高さが魅力だと感じています。

もちろん責任とセットにはなりますが、DIGITALIFTは「やりたいです」と手を挙げたことに対して、打席を用意してくれる会社です。

僕は独立志向が強いタイプで、いずれは退職を視野に入れていますが、そういった人間に対しても惜しみなく機会を与えてくれます。「ケイパビリティを広げやすい会社」と言い換えられるかもしれません。

理に適った提案は受け入れられるし、方法論を指定されることもない。「ユニフォームを着て、バットとボールを持って来れば、あとは思い切りバットを振っていいよ」といった具合で、わりかし好き放題させてくれるんですよね。

翻って、バットの振り方を教えてもらいたい人には向かない環境だと思います。特にSEO事業部はスタートアップライクな組織なので、挙手しなければ打席が回ってくることはありません。

野球経験者にしか伝わらないかもしれませんが、ヤクルトスワローズで選手権監督をしていた古田敦也さんのように、「代打オレ」が言える人じゃなければおもしろくないはずです。

DIGITALIFTは、自ら積極的に打席を求め、失敗を恐れずスイングする人に合う環境なんですね。
おっしゃる通りで、変な言い方ですが、ゴルフの打ちっ放しのような環境です。

結果を追い求めるのであれば、会社を利用して成長し放題。僕はその恩恵をフルに受けている一人だと思いますし、そういった環境を望む人と一緒に働きたいと思っています。

「上場企業だから環境が整っているだろう」というマインドの人ではなく、足りないところは自分で補い、創意工夫をしながらチャレンジするマインドの人にぴったりです。

弊社のバリューに「戦略的利他」という言葉がありますが、「自分の成長のためにクライアントや自社に利他的であれる」のであれば、エキサイティングな経験が得られるはず。

ネクストバッターズサークルは空いているので、ぜひそのポジションを取りに来てください。

2024年10月21日時点