【テンプレ付】SEOに強いタイトルの付け方|クリック数を2倍に増加させた4つの手法

本記事でわかること
  • 良いタイトルの悪いタイトルの判断軸
  • SEOで成果の出るタイトルの付け方
  • タイトルを付ける際につまづきやすいポイントと対策方法

オウンドメディアのPVを伸ばし、多くのユーザーを集客し、事業の売上を向上させたいと思っているオウンドメディア担当者は非常に多いでしょう。

オウンドメディアのPV数を伸ばすには様々な方法がありますが、SEO対策という面では

  1. 検索順位を伸ばす
  2. 検索面からのクリック率を向上させる

の2つになります。

検索順位を向上させることは簡単ではないですし、時間も労力もかかってしまいます。一方で検索面からのクリック率を向上させることは、検索順位を向上させることに比べて時間も労力もかかりません。

そのため、なるべく早くオウンドメディアの流入数を担保するには「ユーザーにとって興味のそそるタイトル」をつけて検索面からのクリック率を向上させることが有力な打ち手となるでしょう。

本記事では、現役のSEOコンサルタントが「クリック率を向上させるタイトルの付け方」を解説していきます。また、過去の経験からわかった「多くの方がつまづきやすいポイントと解決方法」についても紹介していきます。

既に上位表示はしているが、今の現状に満足せず流入数を増やしていきたいという方や、リライトに取り組んでおりタイトルもクリック率を向上させるために修正したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、タイトルを作成する際のテンプレートを無料で公開しているので、ぜひ活用してください。

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目次

タイトルを改善することで得られるSEO効果

多くの方がご存じの通り、タイトルを修正することで検索面におけるクリック率を向上させることができます。多くの記事で紹介されているSEO効果ですし、多くの方がイメージがつきやすいのではないでしょうか。

そこで、「検索面のクリック率を向上させる」といったSEO効果をもう少し深堀りしていきます。

タイトルを改善することで得られるSEO効果
  • 検索順位を上げるよりも工数や時間がかからない
  • 検索上位の記事質が悪い場合順位が高くなくてもクリックをされる可能性が高まる
  • Googleから評価され検索順位が向上する可能性がある

検索順位を上げるよりも工数や時間がかからない

タイトルを改善してクリック率を向上させることは、検索順位を上げるよりも工数や時間がかかりにくいです。

SEOの特性上、Googleから評価されるまでに時間がかかってしまうことから、リライトや内部対策、外部対策を行なってもすぐに検索上位表示するとは限りません。また、リライトも内部対策も外部対策も工数がかかるので高速でPDCAサイクルを回すことが難しいでしょう。

一方でタイトルの改善の場合、クリック率はGoogleではなくユーザーから評価となります。また、タイトルしか修正をしないので、検索順位を上げることに比べて工数もかかりません。

そのため、高速でPDCAを回しやすく、検索順位を上げるよりも早く効果を得られる可能性が高いでしょう。

検索上位の記事質が悪い場合順位が高くなくてもクリックをされる可能性が高まる

検索上位の記事質が悪い場合順位が高くなくてもクリックをされる可能性が高まります。

検索上位の記事がユーザーの悩みを解決できない場合や、検索上位の記事が同じような内容の場合、ユーザーは他の記事を探したり、他のキーワードで検索を行うでしょう。

そのため、ユーザーが上位記事を離脱した時に、上位記事と差別化され、ユーザーが興味を持ちやすいタイトルを設置してあればクリックされる可能性が高まります。

Googleから評価され検索順位が向上する可能性がある

個人的には、検索面でのクリック率が向上すれば、検索順位にも好影響があると考えております。

理由としては、ユーザー行動も検索順位に影響すると考えているからです。Googleはプラットフォーマーとして、ユーザーが快適な検索体験をできる記事を検索上位に掲載する方が、ユーザーファーストといえるでしょう。

SEOにおける良いタイトルと悪いタイトルを判断する方法

タイトルをつけ方を解説する前に、SEOにおける良いタイトルと悪いタイトルを判別できるようになっておきましょう。良いタイトルと悪いタイトルの判断をできなければ、タイトルのつけ方を知っても良いタイトルを作成することができません。

下記の例を見ていきましょう。

良いタイトルの例

  • 【1日30分】3か月で英語が話せるようになるたった5つの勉強

悪いタイトルの例

  • 最短で英語を話せるようになるには?コツや勉強法を解説!

良い例では、具体的な数字が入っており、記事を読むと何を実現できるのかが明確にイメージをすることができます。良い例のようなタイトルは、経験上クリック率が高い傾向にあります。

一方で、悪いタイトルでは、具体的な数字がなかったり、表現が抽象的になってしまっていたりと、ユーザーが記事を読むメリットや、イメージを付けにくいタイトルだといえます。悪い例のようなタイトルでは、クリック率を向上させることは難しいです。

SEOタイトルの例

上記の例で大まかに「良いタイトル」と「悪いタイトル」の違いを理解できたのではないでしょうか。次章からは、実際にタイトルを付ける方法を4ステップに分けて解説していきます。

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【4ステップ】SEOで成果が出るタイトルの付け方ガイド

SEOのタイトルをつける際の4ステップ

SEOのタイトルをつける際には、上記の4ステップで作成していくことがおすすめです。

いきなりタイトルをつけるのではなく、良いタイトルをつけるために必要な要素を集めてからタイトルをつけていきましょう。次章からステップごとのポイントを解説していきます。

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(クリックするとダウンロードされます)

ステップ1:誰に向けたどのようなコンテンツなのかを定義する

ステップ1では、「記事のペルソナを再度検討すること」です。

同じキーワードでも、流入してくるユーザーの属性は全て同じではなく、ユーザーによって属性が異なります。

そのため、流入ユーザー全てに刺さる記事やタイトルをつけることは不可能なので、「誰に向けた記事なのか」を定義しなければ曖昧なタイトルになってしまい、結果誰にも刺さらないタイトルになってしまうでしょう。

良いタイトルを作るのであれば、「どのような悩みがある」「どのような属性のユーザー」なのかを定義しなければ、どんなテクニックを使っても意味がなくなてしまうので、まずは記事を見てくれるユーザーを特定していきましょう。

では、「どのように記事のペルソナを深堀りしていくのか」を見ていきます。

重要なペルソナとニーズを特定する

SEOのタイトルをつける際に必要なペルソナ設計

ペルソナを決める際には、上記の図のような「売上に繋がるユーザー」をペルソナとしていきましょう。

中には、「ペルソナを重要な見込み客だけに絞ってしまうと、対象ユーザーが少なくなってしまうのでは」と不安に思う方もいるでしょう。

ただ、同じキーワードで流入したとしても、記事を見たユーザーの属性は幅が広いので全てのユーザーに刺さるタイトルをつけることは不可能であり、幅が広く刺さるタイトルをつけようとすると、逆に曖昧なタイトルになってしまいどのユーザーにも刺さらないものとなってしまいます。

そのため、ペルソナは一定の粒度まで絞る必要があり、「自社の事業に繋がるユーザー=重要な見込み客」をペルソナとして設定することがおすすめになります。

記事のゴールと最高の結果を特定する

ペルソナが決まったら記事のゴールと最高の結果を特定していきましょう。

記事のゴール
記事を読み終えた後にユーザーにどのような状態になってほしいか

最高の結果
記事のゴールを叶えた上で、ユーザーが得られる最高の結果

「記事のゴール」と「ユーザーにとっての最高の結果」を決めておくと、ユーザーに何を伝えないといけないのかが明確になっていきます。

「記事のゴール」と「ユーザーにとっての最高の結果」が決まらずにタイトルを作成してしまうと、自分達本意のタイトルとなってしまい、せっかく設計したペルソナに刺さらないタイトルとなってしまうでしょう。

ステップ2:タイトルに使えそうな用語を洗い出す

ステップ2では、タイトルの候補となる用語をいくつか洗い出していきましょう。用語を洗い出すポイントは、下記の2つになります。

ステップ2のコツ
  • 記事のゴールと最高の結果を意識する
  • 「なぜ」と「なにを」「どのように」を分けて考える
  • 具体的な数字を用いる

記事のゴールと最高の結果を意識する

意識するべきポイント1つ目は「記事のゴールと最高の結果を意識する」ことです。ステップ1で作成した、「記事のゴール」と「最高の結果」からズレることなく用語を洗い出すことが重要になります。

「記事のゴール」と「最高の結果」をもとに用語を洗い出すことで、ユーザーに刺さりやすいタイトルを作成することができます。

要素を分けて考える

意識するべきポイント2つ目は「要素を分けて考える」ことです。要素を分けて用語を洗い出すことで、タイトルを組み合わせる際に、要素の重複を防ぐことができます。

「要素は下記の例のように3項目で洗い出すことがおすすめです。

対象キーワード:英語 話せるようになるには

スクロールできます
ユーザーの求める結果することどのように
半年で英語がペラペラになる勉強方法4選たったこれだけで
外国人と楽しく会話できる初心者向けに1から解説5分で解説
誰でも簡単に英語をマスターできる効率の良い勉強方法知っておくだけで

タイトルを作成する際には、「5W1H」を意識して作成するといった手法もあります。ただ、「5W1H」をすべて盛り込むことは文字数の関係上難しい場面が多いでしょう。(※適正文字数に関しては次章で解説します。)

タイトルを付ける際に、「5W1Hの中からどの要素をタイトルに使おうか」と悩むこともあるのではないでしょうか。そのため、弊社では「2W1H」要素を絞ることを推奨しております。

要素を3つに絞れば、選ぶという工程を削減することができ、誰でも簡単にタイトルを作る仕組みを構築できます。

具体的な数字を用いる

意識するべきポイント3つ目は「具体的な数字を用いる」ことです。

具体的な数字を用いることで、タイトルの具体性が向上します。タイトルの具体性が向上すると、ユーザーが記事の内容をイメージしやすくなり、クリック率の向上に繋がります。

例えば、下記のタイトルを見比べてみましょう。

  • 悪い例:東大に最短で合格するために実践するべき勉強法
  • 良い例:1年間で東大に合格するために実践するべき10つのこと

悪い例では「最短」という表現が人によって認識が異なるので、抽象的な内容になってしまいます。一方で、良い例では「1年間」「10つのこと」といったように、具体的な数字が提示されていることで、記事の内容がイメージしやすいでしょう。

そのため、「洗い出した用語が数字に置き換えることができないか」という視点をもっておくと良いでしょう。

ステップ3:用語を組み合わせてタイトルを複数作成する

ステップ3では、ステップ2で洗い出した用語をつなぎ合わせてタイトルの候補を複数出していきましょう。ステップ3のポイントは、下記の4つになります。

ステップ3のコツ
  • 5つ以上タイトルの候補を出す
  • 30文字~33文字ほどで作成する
  • できるだけ左詰めで作成する
  • 関連語を意識しすぎず作成する

5つ以上タイトルの候補を出す

タイトルの候補を作成する際には、1つ2つではなく、最低でも5つほど出すことがおすすめになります。

タイトルの候補が複数出す理由としては、比較対象があるのでより良いものを選ぶことができるためです。

例えば、1つのタイトル案しか出さなければ、比較対象がないので良し悪しを判断しにくいでしょう。一方でタイトル案が5つあれば、「5つの中で一番いいものを選ぼう」となるわけです。

そのため、タイトル案を作る時は、選択肢の中から良いものを選べるように5つほど出していきましょう。

できるだけ左詰めで作成する

タイトルの候補を作成する際には伝えたいことをできるだけ左詰めで作成していきましょう。

理由としては、ユーザーはGoogleの検索画面をZを描くように見ていることが多いためです。タイトルを見る際にはまず左から見ることになります。

そのため、文頭に興味の引くコピーやユーザーの知りたい情報を盛り込んでおくことが重要となります。

30文字~33文字ほどで作成する

タイトルの候補を作成する際には、30文字〜33文字となるように作成すると良いでしょう。

理由としては、Googleの検索面では30文字ほどしか反映されないことが挙げられます。(スマホ画面とPC画面では反映される文字数に多少誤差があります)

長いタイトルを作成しても検索面に反映されなければ意味がありませんし、文章が途中で途切れてしまい何を伝えたいタイトルなのかがわからなくなってしまいます。

そのため、タイトルを作成する際には、30文字〜33文字ほどで完結するようにしていきましょう。

関連語を意識しすぎず作成する

タイトルの候補を作成する際には、関連語を意識しすぎず作成していきましょう。

理由としては、関連語を意識しすぎると文章が、日本語的に不自然になってしまうことがあるからです。もちろんSEO対策では、titleタグのインパクトは大きいので、関連語も入っていることは望ましいです。

ただ、違和感のある日本語ではクリック率が下がる可能性があり、関連語でも検索上位を獲得できたからといって流入が発生しないなんてことになりかねません。

そのため、メインキーワードは意識しつつ、不自然にならない範囲で関連語を入れるようにしましょう。

ステップ4:タイトルを1つに絞る

ステップ4では、タイトルを1つに絞り完成させましょう。

タイトルを1つに絞る際には、再度ペルソナに立ち戻ることがポイントとなります。本記事では何度もお伝えしているが、タイトルを決める際にはペルソナのニーズに一番マッチしているものを選んでいきましょう。

また、タイトルを決めたら、最後に記事を読み返して、タイトルと本文の内容に齟齬がないかを確認しておくことも重要です。

タイトルをつける際につまづきやすいケース

先ほど紹介したタイトルの付け方を実践する際に、全てのポイント追加することは難しい可能性があります。

例えば、下記のような場面に直面するでしょう。

  • タイトルに具体性を持たせようとしたらタイトルが長くなりすぎてしまう
  • 文脈的にメインキーワードが後半に配置されてしまう

上記のような場面に直面した時に、「なにを優先するべきか」悩むことは少なくないでしょう。タイトルを付ける際に、下記の順番で優先度をつけておくと良いです。

タイトルを付ける際の優先度
  1. メインキーワードを左詰めで盛り込む
  2. 30~33文字の間に伝えたいことを伝える
  3. 「なにを」「なぜ」を伝える
  4. 具体的な数字を入れる
  5. 関連語を入れる

どのキーワードでも、全てのポイントを盛り込める訳ではないので、ケースバイケースで優先するべき項目から意識をしてタイトルを付けていきましょう。

タイトルを改善してクリック数を4倍に向上させた事例

実際にタイトルを修正してクリック数を4倍に向上させた事例を紹介します。

改善前

<タイトル>
Googleの検索順位を上げるために効果的な施策10選を解説!

<成果>
検索順位:8~10位
月間クリック数:15~20

改善後

<タイトル>
【5分で解説】Googleで検索順位を1位まで上げる超実践的手法10選

<成果>
検索順位:8~10位
月間クリック数:75~80

上記が、弊社オウンドメディアで、実際にクリック数を増加させたタイトルの事例になります。

元々のタイトルは、具体的な数字は活用できているが、「ユーザーの求める結果」の部分がないタイトルとなっていることが、クリック率が低い原因だと考え、修正を行いました。その結果、月間のクリック数を約4倍ほど向上させることができました。

また、タイトルを作成する際に、活用した「要素出し」と「タイトル案」は下記になるので、参考にしてみてください。

スクロールできます
ユーザーの求める結果することどのように
検索順位1位を獲得する実践的手法5分で解説
PVを倍増させるたった10つの対策これを知っておくだけで
初心者でも1位を獲得できる基礎から実践までどの企業でも改善できる
検索順位が安定するどこよりも詳しく解説次のレベルに押し上げる
競合に差をつける本質的な考え方を解説事例付き
スクロールできます
タイトル案
今よりもGoogleの検索順位を向上させ次のレベルに押し上げる実践的手法10選
【5分で解説】Googleで検索順位を1位まで上げる超実践的手法10選
【この10施策でOK】Googleで検索順位1位をまで上げる方法を初心者向けに1から解説
【この10施策でOK】Googleで検索順位1位まで上げる方法を基礎から実践まで解説
【誰でもできる】Googleの検索順位を向上しPVを倍増させる実践的手法10選

まとめ

本記事では、SEOに強いタイトルの付け方について解説をいたしました。タイトルが変わるだけで、クリック率は2倍から大きくて4倍ほど変わってしまいます。

たとえ検索順位を獲得できていたとしても、PV数を必ず向上させられる訳ではありません。また、検索順位を向上させる難易度を工数に比べてタイトルの修正には、手間がかかりません。

まずは、検索上位を獲得できているが、PV数が少ない記事からタイトルの修正を行い、PV数の増加を図っていきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社デジタリフト所属|SEOとコンテンツマーケティングを担当|コンテンツマーケティングとSEOをこよなく愛するコンテンツ女子|最近の流行りはリライトで爆伸びさせること|美人が多いで噂の博多出身|Twitterアカウントはこちら