Facebook広告の料金の目安は?課金の仕組みについても紹介

「Facebook広告を出稿したいが、月々かかる費用感や料金の仕組みが分からない」そうお困りの方は、多いのではないでしょうか?SNS広告のなかでもFacebook広告は、広告の目的に応じて幅広い設定が行える広告です。

そのため、適切な設定を知らずに広告を出稿している企業も多いです。しかし、広告の費用対効果を高めるためには、自社に合った配信設定を行う必要があります。

そこでこの記事では、Facebook広告の広告料金の目安や課金方式、費用対効果を高めるポイントを詳しく解説します。この記事を読めば「Facebook広告の費用感や自社に合う最適な設定」が分かります。

また、「Facebook広告の改善に取り組みたいという方」は、下記も合わせてご覧ください。全20問のチェックリストで現在正しく運用できているのかを把握することができます。

目次

Facebook広告の料金目安はどのくらい?

Facebook広告の料金目安は、1クリックあたりで考えると100円〜300円程度になります。

仮に1クリックを200円とした場合、1,000クリックで広告費が200,000円です。

200円 × 1,000クリック = 200,000円

CV(コンバージョン)率を20%とすると、200CVを獲得できるため、1CVあたりの費用は1,000円となります。

1,000クリック × 20% = 200CV
200,000円 / 200CV = 1,000円
★1CVあたり1,000円

クリック単価は競合の有無や商材により異なります

Facebook広告料金の仕組み

Facebook広告の課金方式は様々なものがありますが、基本的には「インプレッション単価(CPM)」がベースで決まります。

インプレッション単価とは広告表示回数1,000回あたりにかかるコストのことを指します。広告が最初に画面に表示された時に1回カウントとをします。

Facebook広告の平均的なCPMは、100円~500円となります。

※競合の有無や商材により異なります

その他、課金については後述致します。

Facebook広告で設定できるキャンペーン目的

キャンペーン目的は大きく「認知」・「検討」・「コンバージョン」の3つのステップに分かれていて、11種類の中から設定する目的を選択できます。

目的適したケース選択できる課金方式
認知ブランドの認知度アップCPM
リーチCPM
動画の再生数アップCPM・ThruPlay
トラフィックリンクのクリックCPM・CPC
ランディングページビューCPM
エンゲージメントエンゲージメントCPM
動画の再生数アップCPM・ThruPlay
リードインスタントフォームCPM
メッセージCPM
通話CPM
登録CPM
アプリの宣伝アプリのインストールCPM・CPC
アプリイベントCPM・CPC
売上コンバージョンCPM
カタログ販売CPM
メッセージCPM

Facebook広告で選択できる課金方式

Facebook広告で、主に選択できる課金方式は「インプレッション課金」と「クリック課金」の2種類です。

他にも、設定するキャンペーン目的に応じて、選択できる課金方式があります。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM)は、より多くのユーザーに広告を見てもらいたい目的の場合に向いています。

広告が1,000回表示されるごとに課金が発生する方式です。

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC)は、アクションに対して課金が発生するため、安価でクリック数を多く増やしたい目的の場合に向いています。

広告が1クリックされるごとに課金が発生する方式です。

※Facebook社は非推奨

動画の再生課金(CPV)

動画の再生課金(CPV)は、動画広告を見る可能性が高いユーザーがいれば、できる限り多く広告を配信したい目的の場合に向いています。

設定は「ThruPlay」と「動画の2秒以上の継続的な再生」の2種類から選べ、動画広告の掲載時に設定できる課金方式です。

「ThruPlay」は、15秒以上動画が再生されるごとに課金が発生します。(15秒未満の動画の場合は最後まで再生されたら発生する。)15秒から課金が発生するという、動画広告では長い秒数のため、しっかりと商品・サービスについて理解してほしい場合に向いています。

「動画の2秒以上の継続的な再生」は、名前のとおり、動画が2秒以上再生された場合に課金が発生します。

Facebook広告で行える広告予算設定

Facebook広告では、広告費の予算設定が行えます。予算内で広告運用を行うためには、正しいポイントでの予算設定が必要です。

Facebook広告の構造は、4つのポイントに分けることができます。

アカウント上限予算

アカウント上限予算を設定すると、自社の広告すべてに設定が適用されます。そのため、広告費が上限に達すると広告掲載がすべてストップします。

自社で、広告にかける全体予算が厳密に決まっている場合、アカウント上限予算を設定することで予算以上の使用を防げます。

キャンペーン上限予算

キャンペーン上限予算を設定すると、キャンペーン単位での広告費の調整が可能です。そのため、任意の広告のみ、上限に達したら掲載をストップできます。

キャンペーンは目的ごとに分けて作成するため、特に注力したいキャンペーンに予算を多くまわせます。

広告セット上限予算

広告セット上限予算を設定すると、キャンペーンよりさらに細かな広告費の調整が可能です。広告セットは、広告を配信するエリアや期間などを設定できます。

そのため、期間限定などで一時的に広告を掲載したい場合や広告のABテストを実施したい場合に向いています。

広告ごとの入札戦略

広告ごとの入札戦略は、広告の掲載に大きく関わるポイントになります。適切な入札戦略を設定することで、自社の広告の露出頻度を他社競合より増やすことが可能です。

入札戦略には「消化金額に基づく入札」と「目標に基づく入札」「手動入札」の3種類があります。
それを選択するかは達成したい広告単価や目標とするバリュー(価値)によって異なります。詳しくは「公式サイト:広告戦略について」をご確認ください。

Facebook広告で費用対効果を高める2つのポイント

Facebook広告で費用対効果を高める2つのポイントを紹介します。

1.自動入札での入札を行う

入札単価の設定を、手動入札ではなく、自動入札で行いましょう。なぜなら、自動入札は、設定した広告予算の範囲内で効果が最も大きくなるように最適化してくれるからです。

広告の掲載は、オークション形式で決まります。そのため、他社競合の入札単価を予想して臨機応変に対応しなくてはいけません。

手動入札でも入札調整は可能ですが、その分リソースがかかってしまいます。自動入札で入札を行えば、画像の選定や訴求分のテストなどの広告面にリソースを割くことが可能です。

2.自社の目的に合わせたキャンペーン目的を選択する

前述しましたが、Facebook広告の広告費は、課金方式とキャンペーン目的の設定で決まります。そのため、自社の目的に合わせたキャンペーン目的を選択することが重要です。

例えば「商品の購入」を目指して広告出稿を行っているとします。この場合、キャンペーン目的を「リーチ」にしてしまうと、購入しやすいユーザーに最適化がされず、たくさんのユーザーに対して配信を行うことが広告配信の目的になってしまうため、購入意向がないユーザーに対しても多く配信が行われ、広告費用の無駄遣いとなってしまいます。

この様な形を防ぐために適切な目的設定を行いましょう。

そこでこの記事では、Facebook広告の広告料金の目安や課金方式、費用対効果を高めるポイントを詳しく解説します。この記事を読めば「Facebook広告の費用感や自社に合う最適な設定」が分かります。

また、「Facebook広告の改善に取り組みたいという方」は、下記も合わせてご覧ください。全20問のチェックリストで現在正しく運用できているのかを把握することができます。

まとめ

Facebook広告の料金目安や費用対効果を高めるポイントついて解説しました。Facebook広告は、目的に応じて広告費の課金方式を変更できる、自由度の高い広告です。

費用対効果を高めるためには、入札単価の調整や、自社の目的に合わせたキャンペーン目的を設定する必要があります。そのため、設定や広告のABテストを実施しながら運用を行う十分なリソースが必要です。

自社に合った配信設定を見極めて、費用対効果を最大限に高めたい場合は、運用代理店に依頼しても良いでしょう。広告運用のプロである代理店に広告配信を依頼することで、高い費用対効果が期待できます。

Facebook/Instagram広告で全く効果が出ないとお悩みの方へ

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これ以上何を改善したらいいかわからない…
代理店に任せっぱなしで運用が不透明..

Facebook広告は画像や動画クリエイティブが占める要素が多く、広告媒体の設定を商材に合わせず疎かにしがちですが、設定一つで広告費用の無駄やブランド毀損等が発生している可能性があり、企業イメージや広告効果に大きな影響を与えます。
そのため、広告設定の中でリスクがある項目をチェックリスト形式で纏めました。

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この記事を書いた人

「必要な人に、必要な情報を、適切なタイミングでお届けする」を合言葉に皆様に良いと思って頂けるデジタルマーケティングに関する情報を発信しております。